松原剛志先生レッスン2025レポート【11月特別レッスン】ミュージカル課題


11月末日。第一線で活躍する俳優で歌手の松原剛志さんをお迎えし、静岡対面レッスンを開催いたしました❗️
 
小1〜大人まで、正規レッスン生・単発レッスン生ともに実践的なレッスンを体験いただきました。

初めて松原先生のレッスンを受けた方も!現場目線での少し厳し目なアドバイスは響いたでしょうか。
 
このお時間が、皆さんそれぞれの活動へのスキルアップ、モチベーションアップに繋がりましたら幸いです。

11月オーディション対策特別レッスン


今回松原先生には、皆さんの演技表現を見ていただくために来ていただいた、といっても過言ではありません。
  
ミュージカルのオーディション課題曲は、演技が伴っていなければ歌いこなすことができません。しかし、この重要性が静岡の生徒さんや保護者様には十分に伝わっていないこともあり、こういった機会を設けたわけです。
   
昨今のオーディション事情、俳優に求められるスキル(即戦力)も一段と上がっているため、現場に通用するレベルでの「魅せ方・表現方法・エネルギー量」などをミュージカルエチュードを通して、アドバイスいただきました。
  
ですので、見学時にどれだけ吸収できるかも大きなポイントでした。見学参加のみの生徒さんは、周りが驚くほど熱心にメモを取り、多くの気づきを得ていました。とても素晴らしく、まさにここで差がつきました。
 
今回、気づきが少なかったり、自分のことで精一杯だった方は、まだ自宅での考察や撮影練習が不足しています。余裕がないと、まわりから得られる学びも減ってしまいます。振り返りの際に指導を受けた方、レッスン数が圧倒的に少ない単発レッスン生は、自分の演技プランをしっかり整理した上でご参加ください。
 
今年はこの回が最終回。1月の最終レッスン、そして2月の撮影をもって今回の課題は終了となります。自分の役として生きるとは?今回のねらい(役者の仕事)をしっかりと魅せられるようお稽古してまいりましょう。
 
📍この特別レッスンは「受けて終わり」のワークショップではありません。取り組み方次第で、一気に結果が変わります。「なんとなく参加する」「受けていれば上手くなる」という受け身の姿勢を捨て、オーディション本番のつもりでご準備・ご参加ください。
  

お芝居のお稽古に参加する際の心得

①現場での心構え
舞台やレッスンの現場では、監督や演出家の指示が最優先です。自宅で準備してきたアイデアがあっても、それが採用されないことはよくあります(案がひとつしかない、考察が浅いなどの理由で)。その際に、自分の考えに固執したり、反発する態度をとったり、落ち込んでしまうのはプロの役者としてふさわしくありません。指示を受けたら「はい!」と気持ちよく返事をし、即座に対応していきましょう。

②見学や待機時間の過ごし方
本番やレッスンでは、出番以外の待機時間や見学時間が長くなることもあります。しかし、舞台づくりはチームで行うもの。他の人の演技やアドバイスを観察することも、学びの一部です。練習生であれば、なおさら「自分にもらったアドバイス」として受け止める姿勢が大切です。注意点や修正点をすぐに自分の演技に取り入れられるよう、集中して見学し、メモを取りながら学びましょう。

③ミスをした時は
演技中に間違えて止めてしまった場合は、「申し訳ありません、もう一度やらせてください」と、すぐに申し出ましょう。その場合は、次のスタートの指示を待つこと。勝手にやり直して演じ始めてはいけません。

お教室のオーディション対策特別レッスンを受けると?

このレッスンでは「セリフの読みっこをしてアドバイスをもらう」や「台本を持ったままなんとなく演劇っぽいことをする」「みんなで楽しく歌う」ような、生ぬるいレッスンは行いません。プロとして活躍するために絶対に避けては通れない基礎技術を、徹底的に鍛え上げたい方向けの訓練の場にしたいと考えています。

舞台経験がある方もそうでない方も、プロの現場で求められるレベルに到達するために、一般的なスクールとは全く異なる視点と方法でトレーニングを行います。オーディションは受けないけれど、表現力を磨いて自身の活動、演奏やダンスに活かしたいという方もご参加いただいております。

①今までの経験が覆(くつがえ)る!圧倒的な気づきが得られる!
「こんな練習初めて!」「別のスクールでやったことあったけど、こんな意味があったなんて!」「言われた通りに動いていただけだった…」「市民ミュージカルと全然違う」「これ、他の活動にも応用できそう!」「こっちのレッスンのほうがいい」

経験の有無に関わらず、レッスンを受けるたびに、きっとたくさんの「!」に出会えるはずです。「お芝居では役になりきればいい」「かっこいい自分をみてもらいたい」のように、表面的で曖昧な演技のままでは、お遊戯会的演技から脱出できません。お芝居は動機と根拠で成り立っています。このレッスンを通して、”お仕事”として通用する本物のお芝居を学んでいただきます。

受講者の感想を以下に毎回シェアさせていただいております。次回へのヒントも多いため、受講者は必ずご一読ください。

②このレッスンでは失敗は恐れず思い切って!
ここでは、頭をフル回転させ、考察してきたことを積極的に試していただく場です。完璧にできなくてもうまくいかなくても大丈夫。現場同様課題や考察を持ち込むことが大切なのです。”ただ参加する”ような受け身では上達もしませんし合格できません。オーディションや本番で最高のパフォーマンスを発揮するために、ここでたくさん失敗し、本物の感覚を正しく体験体感していただきたいと思っています。

③継続参加で結果が出る!
このレッスンは、継続して参加すること(特に5回目以降)で、その効果を深く実感できるでしょう。突然オーディションに通過するようになったり合格される方も!他のスクールに通われていた方は、内容やスピードに驚くかもしれません。未経験の方にはゼロから確かな技術を、経験者の方には間違った知識や固定観念の修正を徹底的に行います。

④オーディション対策という名の、本質的な表現力アップレッスン!
「オーディション対策」と銘打ってはいますが、その本質は俳優・声優志望の方だけでなく、あらゆるアーティストの表現力を底上げするための場として設けました。
「歌詞が棒読みになってしまう…」「セリフに気持ちを込めてしまう…」「お遊戯会のような演技から脱出したい…」「声に豊かな表情をつけたい…」「間の演技を学びたい…」「とにかく表現力をあげたい…」「ステージングを学びたい…」
そんな悩みを抱えている方にとって、このレッスンはまさに最強のスキルアップの場となるでしょう。

このオーディション対策レッスンでは何を学べるのか?


①基礎技術の徹底的な訓練と意識改革
「役っぽく演じればいい」「言われた通りに動けばいい」という根拠のない表面的で安易な発想から脱却し、プロの現場で求められる本質的な表現力を磨き、”よくある演劇のイメージ”からの意識改革を促します。

②オーディションで求められる核心的な能力の向上
オーディションの審査で重要な鍵となる以下の能力を、実践的なトレーニングを通して集中的に鍛えます。

「瞬発力、想像力、創造力、応用力、協調性、考察力、観察力、洞察力、実行力、喜怒哀楽の感情の幅、台本読解力」

これらの能力は、主にシアターゲームやエチュードを通して磨くことが可能です。近年増加しているワークショップオーディションにも対応できるよう、ゲーム形式課題への適応力も養います。実際に受講生からは「オーディションで同じワークが出題された!」「意図がわかった」「安心して取り組めた」という声や合格報告が多数寄せられています。毎回の「脳トレ・身体反射トレーニング」で、自身の感覚を常に確認し、意図した通りの表現を確実に実現できることを目指します。

③エチュードを通して得られる的確な役作り法とスタニスラフスキーシステムによる台本読解
オーディション会場で初めて台本を手にした際の初期対応、現場の台本を顔合わせまでにどのように読み込むか、歌稽古までにどこまで歌えるようにすべきか、など、プロの現場で必須となる事前準備や、現場の演出家、監督、審査員の意向(指示)を的確に捉え即座に対応できる柔軟性と主体性を学びます。

④短期間で創造する力を養う
実際の舞台や映像の現場では、合格してから本番までわずか2ヶ月ほどというスケジュールが一般的です。1シーンのお稽古は1回で、次は通し稽古、という場合もあります。市民劇やこどもミュージカルしか経験のない方は不安にもなるでしょう。
たとえば今回の『アニー』も、3月に本稽古が始まり、4月中旬には本公演がスタートしていました。このように、現場では非常にスピーディーに進行します。
そのため、オーディション対策特別レッスンでは現場に対応できる力を養うべく、限られた期間の中で台本を覚え、創造するという訓練を行います。台本エチュード(ステージング)では、実際の現場と同じように参加者それぞれがアイデアを出し合い、2次元の文字を立体的な表現へと変えていく作業に取り組んでいただいています。
俳優の仕事とは、演出家や監督の指示から意図を正確に読み取り、それに同期や理由づけをして表現すること。この本質的な力を身につけるために、さまざまなテーマのエチュードに取り組んでいただいております。

⑤音感トレーニング:ハモりレッスンの導入
音感を鍛えるための「ハモり」レッスンも積極的に行います。ハモり耳を養うことで、音感の大幅な向上、音痴の改善、ソロボーカリストの音程の安定に繋がります。ミュージカルオーディションでのハモりの評価はもちろん、CMや映画のオーディション、事務所における歌唱力のアピール、バンド活動への適応など、多岐にわたる可能性を広げます。

入会案内


現在の空き状況・入会の条件等は →→ 「こちらから」



※個人レッスンのため、会場やお時間等ご希望に添えない場合もございます。まずは、お問い合わせ下さい。
※未成年者ご本人からのお申し込みはできません。
※GmailとDocomoアドレス不可。こちらからのメールが届きません。ご注意下さい。

”アニー”や”冒険者たち”を受ける為にこのレッスンは必要なの?

「アニー」2025では、お教室からモリー役に合格した生徒が出ました。その際、演出家から次のような講評がありました。
 
「毎年そうなのですが、歌やお芝居が少しお行儀よくまとまってしまう傾向があります。本来、孤児が暮らす物語のはずが、きちんと教育された優等生のように見えてしまうことが多い。『アニー』にはそういう子はいません。特に孤児役には、もっと生命力やしたたかさ、ずる賢さが感じられると、オーディションがもっと面白くなるはずです。どうか広く伝えてください」
 
ここで言う「広く伝えて」はつまり、指導者への強いメッセージです。毎年こういった子を求めている、合格できるのはこういう表現だと明確に示されているのです。そしてこれは「アニー」に限らず、どの作品にも通じる視点です。
 
お教室の特別レッスンでは、子どもから大人まで、それらに応えられる表現力を徹底的に身につけていただいています。
役の持つ熱量を身体全体で放ち、演出家やステージング担当、監督の目に止まる表現へと引き上げる。それがこのレッスンの特徴です。

過去の演出家コメントを振り返ると、どういった子が欲しいのか、一貫していることが分かります。

2019年の演出方針
「アニーには元気や優しさだけでなく、ずる賢さ、抜け目なさ、物怖じしない強さもある。普段隠している一面を思い出してほしい」
2021年の講評
「歌や踊りができるだけでは足りず、本当に魅力的かを多角的に判断している。一人ひとりにある個性や言葉にしづらい魅力が、より強く伝わった子が選ばれている」
2025年の講評(NEW!!)
「レッスンを重ねている子とか経験が豊富な子は、それなりの表現力だったり安定感があったりするけど、1度も大きな舞台を経験していないこともあり、瑞々しく、どの瞬間も自然で、そこが魅力的だった。」
 
さらにワークショップADでは、心の葛藤を歌や身体で生き生きと表現できるか、指示にすばやく応える対応力が求められます。振付のうらん先生も、演劇的なダンスを重視されています。2019年にアニー役を掴んだ岡菜々子さんは、ダンス量をあえて減らし、歌と演技に専念したことで高い評価を得ました。必要なことに焦点を絞り、力を磨き抜いた結果です。
 
📍当教室のレッスンでは、こうした力を育てるための独自ワークを常に研究し提供しております。シアターゲームや台本読解、リアリティを追求した役作り、演技の基礎の基礎から実践的に体得していただきます。舞台のみならず映像分野にも直結し、実際に映画主演へつながった例もあります。
 
この特別レッスンは「体感型」です。経験が浅い方ほど感覚が薄れやすいものです。だからこそ維持が必要です。当教室では月1回の継続参加を促しております。6回目あたりから、表情や言葉、身体の変化、早ければ結果も目に見えて表れ始めます。審査員や監督も「おっ!」と魅力に気づくでしょう。
 
今回モリー役に合格した生徒も、レッスンや特別レッスンの積み重ねで結果を掴みました。プロの俳優たちも、力を保つために稽古を続けています。少し手応えを感じても油断せず、継続していきましょう。維持こそが、何よりも大切な力です。

発声


今回は松原先生による発声レッスンでした。口の開け方や表情を褒められた生徒さんもいましたね。個別にアドバイス(notes)をいただいた方もおりました。今後のレッスンでも、しっかり意識していきましょう。


最後に、相澤による「シアターゲーム」も少しだけ行いました。感情と音程が伴わなかった場面も。空間把握、喜怒哀楽、共有、心を動かす練習、マルチタスク力を鍛えました。感想で触れている方が少なかったですね。

 

ミュージカルシーンスタディ


オーディション対策×ミュージカルレッスン「さようならの向こう側」の3回目。作品名は初お披露目でしょうか。今回は松原剛志先生に入っていただき、お稽古をいたしました!
 
1場、2場、3場と、最低1回ずつは9月からの特別レッスンでミザンスを行いました。とはいえ、いずれのシーンも正味1時間強しかお稽古していないので、①動画からの振り返りをどれだけやってきたか、②ねらいに対する考察をどれだけやってきたか、③当日の気づきはどれだけ得られたか、それぞれの目標に対して取り組む姿勢が見えた回となりました。「工夫が見られた・何かを持ち込んだ」と感じられた方へは特にアドバイスをたくさんいただけたように思います(ノーツがなかった・少なかった方は、できているのではなく、アドバイスするに満たなかったということです)。松原先生も仰っておりましたが、心からセリフを言えている人がいなかったように見えたため、まず役の心を動かせるよう訓練が必要だと感じました。

小学生チームは、松原先生のレッスンが初めての方もおりましたね。だいぶ緊張した感じが見受けられましたが、オーディション対策レッスンですので、実践訓練ができたと思います。お芝居では、会話をしようとアイコンタクトをするも、間違えないようにしようと”自分の段取りを必死に行う”があまりお互いを無視した状態になってしまいました。すんなりできているようで、段取りをさらっただけ、になってしまいましたね。もちろん指示通りや決められた段取りができることは必須なのですが、この特別レッスンは、前回のレッスンで学んだことやこのレポートを読んでヒントを得て、自宅練習でたくさん考察したことを持ち込みためす場=オーディション合格や即戦力となれる力を鍛える場です。今回コントシーンどころか、心が動いている様子もないため表情がとても乏しく、このシーンの目的には相応しくないものとなり、無機質で冷たい天使に見えました。歌も棒読みだったので、役として歌うとはどういうことか、どう歌えば役の想いをのせられるかの撮影練習をし考察が必須です。皆のゴールは台本の最後に記載されているとおり、このシーンをどう見せるか、です。指示された通りに動けたら100点!ではありませんよ。また「表情管理ができていない」と指摘される方は、撮影練習の必須さをもっと意識していただきたいと思いました。📍次回から、車の運転席は真ん中に変更します。意識して練習しておいてくださいね。

今回大人チームのシーンが崩壊してしまいました。「。」「!」や「間」の部分を二人ですり合わせをし面白くなるよう工夫したことは伺えたのですが、それぞれがやりたいこと、と、その反応までをしっかり整理して持ち込まなかった為に、相手の意を読む余裕がなく、段取りを思い出して間延びしたり、自分の演技プランに翻弄されてぐだぐだになってしまいましたね。机上のみのイメージ練習ではどうにもなりません。早口録音を使ってしっかり動画撮影練習をし、最低限一人完結できる部分については確認してから集いましょう。(これはキッズジュニアのみなさんも同じです)

2場については、各々演技プランを持ち込んでくれているのがよく伝わりました。それぞれは面白いのですが、相手にその意図が届いておらず、空回りをしているようにも見受けられました(リアルにドン引いていた方も…)。また松原先生に指摘されたとおり、自分の置かれている立場(自分はこの絵本作家・自分は途中までしか話を知らない)を掘り下げていないことによる、不成立も感じました。それだけで朗読する立ち位置や見せ方は変わると思います。2人で歌う曲については、ステージをめいっぱい使って歌えるといいですね。声が大きいだけでは、希望的なシーンになりません。ここは親友として確信を持つ大切なシーンです。距離感や雰囲気、相手のお話を面白く聞くなど、その場の2人で楽しいシーンが作れるよう何を意識すればいいのか、プランを持ち寄りましょう。
 
また、どうしても後ろや壁のほうに近づきたがるようです。空間把握を意識してソロの部分は広くステージを使いましょう。また、それを聞いている時の反応も、役として反応できるように考察・録画練習しましょう。

▶️どのチームも「待つ」が「探す」になっていました。広い場所にいるという設定が見えず、何か物陰から出てきたという人も。かなり広い場所にいるので、後から入ってくる人は、もうすでにいる人が遠くから見えています。また先月のシアターゲームはどんなことをやりましたか?楽しみに待つ待ち方を学びましたね。撮影練習をしてこなかった方、そもそも意識していない方、見受けられました。なかなか結果が出せない人は、言われたことをまずきちっとやってみてください。
 
▶️歌については、さらなる考察と、その想いが伝わる歌を録音録画練習しておいてください。役として、その言葉(セリフ)を使って何を伝えたいか。それが声色や表情に出ていなければ、ただの棒読みです。小学生には少し難しい歌詞なので、しっかり理解咀嚼して、役として言い換えて歌えるよう練習しましょう。こちらも録画練習は必須です。
 
▶️キッズジュニアミュージカルでも、高スキルと認められれば2役いただくこともあります。大人アンサンブルは数役やることもありますね。そのため可能性がある方にはこの特別レッスンでも2役演じていただいております。すぐに役を切り替えられるよう、どちらもしっかり整理してからご参加ください。
  
▶️今回、急きょ相澤が代役で入ったのですが、エネルギー量とスピードと圧に驚き(皆さん初感覚だった模様)一瞬固まっていましたね。その後だいぶ圧は落としましたがそれでもエネルギーに圧倒され、それぞれの段取りに戻れず迷いある表情と慌てぶりでした。その驚きのままセリフにもっていければ正解(に仕向けて演技しておりました)だったのですが拒否され、自分のテンポに戻そうとしていましたね。この”先のわからぬ新鮮さと怖さ”が未来を知らない演技になります。アンケートに毎回記載されている”ドキドキ・怖さ”とはこのこと。しっかり体感できたでしょうか。このドキドキを持続するのが役者のお仕事です。(現場では先生が一番若く見えたとのこと)
  
リアルに見せるためのテンポは、体感ではかなり速く感じるものです。だから早口練習が必須だと伝えています。”間”での感情の動きを伝えるのは、ほんのコンマ0秒の世界。台本を思い出しながらセリフを言っているうちは余裕がなく、間の言葉や相手の状態を感じ取ることもできません。当然お芝居は成立しませんし、単にセリフを早口で流せばいいという話でもありません。それではただの“段取り”になってしまいます。ミュージカルナンバーで表現が“おうた”になってしまうのも、まさにここが原因の一つでもあります。
  
だからこそ、「合格したい」「結果を出したい」と願うなら、まずは土台となる“演技”をしっかり身につける必要があります。当教室では、この“演技”を軸にしたレッスンを徹底し、何度でもしつこく積み上げています。だから、週1で通われる方ほど、即結果に繋がるのです。
 
▶️今回は見学参加の方もおりました。自身が参加しているスクールと比べて皆の本気度が高く「これで本当に3回目のお稽古なの?」と驚いておりました。観察力が高く、参加生徒さんよりもたくさんの気づき感想をいただきました。すばらしいですね。セリフのタイム感が全く違う(速い)ようでしたので、ぜひ参加して実際に体感いただきたいと思います。
  
ーーーーー
このお教室の特別レッスンは、参加者それぞれが持ち込んだものによって創造していく場です。台本読解から役作り、それを現場でどう噛み合わせていくか、どんな準備や技術が必要か、を実践で学びます。練習不足の人に時間を割いて段取りを教えるレッスンではありません。参加が浅くても、オーディションを受ける予定がなくても、一人の役者として同じ基準で見ています。
 
この創造の過程にこそ、合格のポイント、現場でのポイント、そして表現力アップのポイントが詰まっています。現場で求められる適応力は、まさにこうして磨かれていきます。
 
試したいことは、ただ「やってみたい」というだけではなく、なぜそうするのか、その根拠や動機まで説明できるよう準備してくださいね。

📍役者のお仕事は「役になりきる」のではなく「役としてこの世界で生きる」ことです。「セリフがなくとも役として居ることができる」ところを目指します。早くセリフ(文字)依存や段取り依存から抜け出しましょう。
 
誰の言動(きっかけ)も受けず、自分が安心する自宅練習でのテンポのまま毎回セリフを言い、覚えた段取りだけをなぞり「できた!」と勘違いし、同じ動きを惰性で繰り返しているだけでは、合格はもちろん役者としてのお仕事はできません。
 
役者はマルチタスク必須です。脳と心と体を研ぎ澄ませ、しっかり対応できるよう万全な態勢で臨んでください。マルチタスクの苦手な方は「対戦ゲーム」がおすすめです。

 

未入会だけど・・・参加したくなった!

オーディション対策レッスンは、月に1回、月末あたりの週末に開催しています。対象は小学1年生〜30代まで。

このレッスンでは、参加者全員にすべてのワークに取り組んでいただき、個別に丁寧なアドバイスを行ったうえで、何度も繰り返し確認(小返し)をします。そのため、定員は3名から8名までの少人数制。参加者が多い場合には、時間を分けて対応しています。

グループレッスンでよくある「アドバイスをもらって終わり」という状態では、本当の意味で身につきません。アドバイスをもらった内容を自分のものにするには、繰り返し実践することが必要です。しかし、多くのスクールや事務所のレッスンでは、時間や人数の関係でこれが難しく、表面的な知識だけが残ってしまうこともあります。

ここでは、「本当にここまでやってくれるの?」というほど現場に直結した実践型のオーディション対策を行っています。読んでいて「ちょっと参加してみたい」と思われた方もご安心ください。普段のレッスンに通っていない方でも、「単発レッスン生」としてご参加いただけます。詳細は→「単発レッスン」ページをご確認ください。

なお、このレッスンには課題があるため、エントリーには締切があります。また、内容も高度なため、事前に必要な準備レッスンを受けていない方はご参加いただけません。

「難しそうでついていけるか不安…」という声もありますが、実際のオーディション現場はもっと厳しいもの。だからこそ、今のうちにその環境に慣れておくことがとても大切なのです。

受講生の感想とアンケート

アンケート(気づき・感想)は、レッスン後に振り返りを行い、自分の中での学びや課題を整理するための大切な時間です。「できた」「できなかった」「よくわからなかった」など、今の段階での気づきを言葉にすることが上達の過程でとても重要になります。毎回、多くの気づきを丁寧に書き留めている方もいらっしゃいます。

技術的にまだ準備が整っていない方に対しては、合同レッスン中に細かな修正アドバイス(ノーツ)を加えることはほとんどしていません。というのも、アドバイスを受け取るための知識や準備が整っていない段階では、言葉だけが空回りしてしまうからです(ただのダメに聞こえる場合も)。しばらくはその方のペースを見守り、繰り返し特別レッスンを受けていただく中で、体感として理解できるようになってきたと思われるタイミングで、本格的な指導が始まります。

アンケートを書くのが面倒に感じられることもあるかもしれませんが、自分が何に気づき、何にまだ気づけていないのかを共有していただくことで、今後の課題がより明確になり、個人レッスンでの振り返りも一層深まり、スキルアップにつながります。

なお、レッスンの「ねらい」や「核心」部分の気づきについてはこちらには記載していません。中には素晴らしい洞察を得ている方もいますが、その内容は実際にレッスンを受けて体験していただくのが一番です。他にはない、現場に直結した超実践的な内容を、ぜひご自身で体感してみてください。

気づき感想をまとめると、このようなページが数ページになることも!

皆さんの気づき・感想は、数百個となる場合もあり、こちらで集約しワークごとに仕分けするため、メールテキスト(メモの写メNG)で送っていただいております。気づきが多ければ多いほどすばらしいですよ!気づけたことはできるようになります。気づけないことはできるようになりません。

◉気づき・感想・アンケートの書き方

レッスン後の、気づき・感想・アンケートは「所感と現実の差を埋める」ための大事な作業です。できるだけ早く、まだドキドキが残っているうちに以下の5つを意識して書いてみてください。

① ワークの中で、自分はどんなことを感じた?どう思った?
② 「できた!」と思った? それとも「うまくできなかったな…」と思った?
③ 他の人のパフォーマンスやダメ出しを見て、どんな気づきがあった?
④ これから自分はどうしていきたい?
⑤ 後日動画を見て、自分の感覚とどう違っていた?(もし見れない場合は、ノートに今の時点での気づきをメモしておこう!)

また、レッスンで学んだ技術的なことは、ご自身のノートにも残しておくと後で役立ちます。

もし2時間のレッスンで気づけたことがほんの数行しかなかったら、観察力がまだ弱いか、もっと試したい!という気持ち、事前準備(これを試したい)が足りないかもしれません。

また、現段階では「何ができてて」「何ができてないか」がまだピンとこない人もいると思います。5回くらい参加していく中で、少しずつ見えてくるはずなので、それまで他の人のアンケートからもイメージを広げておいてくださいね。

なお、ここは「批評」や「観劇の感想」を書く場ではありません!(作品として成立していたときは別です)大事なのは「自分はどうできたか・できなかったか」「考察を試した結果どうだったか」「他の人は何を持ち込んでどうだったか?」その“気づき”を残すことです。

振り返りは時間もかかるので、ちょっと面倒に感じるかもしれません。が、WSなどは受けただけでは変わることはできません。この見直し作業こそが力になります!「できなかったこと」「気づけなかったこと」は、個人レッスンで一緒に深めていきましょう。この地道な積み重ねが、確実にスキルアップ・視野アップにつながっていきますよ。

ーーーーー
📍今回はイニシャルで記載します。(前回、間違えていた方が続出したため)

→発声

・口角を上げることを意識して発声したら声が出しやすくなった。顔にも意識向けて顔全体で声を出すイメージを持つといい、というのを改めて実感した
・Yさんが、松原先生からノーツをもらった際、頑張りすぎないで自然体で出した声がとても素敵だった。力みは必要なく、どれだけリラックスした状態で発声できるかが大切なのだと改めて痛感した
・私は松原先生のスタッカートの発声が難しかったので家で同じことをしたいと思います
・お腹を使う発声が難しかったです。なので1日十回いうようにします
・Sさんがものすごく上手でした
・喉から出さないようにお腹をしぼる意識が出来た
・口を縦に開けたまま発声したので一音目から音を当てにいけた
・レッスン時にやった時と同じ発声だったので、やり方に困らなく堂々と発声出来た
・不必要な時にジャンプをしたり、理解してやれてなかった
・発声練習の時は、ミッキーみたいにお口をいっぱい開けて笑うように声を出す
・(声がうらがえってしまったのですが)、身体の力をすべて抜いて、立つことにだけ集中、肩を上げないで力を抜く、あくびをしたときの1番涼しいところで声を出すとよい
・発声練習のときに、裏声で出してしまいそうなところがあり、うらがえってしまった


→シアターゲーム
・喜怒哀楽の発声の時に、音階に気を取られすぎてエネルギーが弱くなってしまった
(A:全員いつもよりエネルギーも圧も低かったです。気づけたのは1名だけでした。素晴らしい。)

→ミュージカルレッスン

まだ”自分”ができたか、できなかったか、の反省のみを送ってくださる方がいます。他の人のいい演技や自分では思いつけなかった面白いアイデアを持ってきていることにも気づいていこう!また、このレポートを読んで、自分への課題をみつけてから参加しよう!毎回0ベースから受けて終わりでは上達しません。⚠️「感想に書いてね」を書かず「できた」のみチェックした方は「できていない」と受け取ります。

・車に乗ってセリフを言ってる時に後ろをあまり見ない
(A: そもそも”みない”はだんどりです。動機をメモしましょう)
・歌っているときにリズムのようにのったり片手で何かして良い
・曲に間に合わなかったから次は間に合いたい
・目線を落ちているし、3列目芝居になってしまう
・服装もしっかりとしていく
・Aさん、最後まで役として生きていたようにみえた
・大人のチームは歌に間に合っていなかったりセリフを間違えたりしていた。
・セリフや心のブツブツを十分に準備したが「しっかり演技しなければ伝わらない」という核心を実感できた
・絵本の扱いについての指摘で、自分の解釈を自分の演技に落とし込めていなかったことに気づけた
・後半は「聞く」ことに意識を戻せた
・「うん。うん。きっと」の二回の“うん”をどう演じるかの詰めが甘かっ
・一度目の“うん”には「動揺」「別れたくない気持ち」を込めるべきだった。
・本番は心のブツブツに脳が占領され、声・芝居が飛んでいた可能性がある
・「寂しい」を“どう演じるか”ばかり考えてしまい、「寂しさを伝える」ことが抜け落ち、結果として元気な返答のようになってしまった
・台詞にばかり集中してしまい、そのキャラがそのキャラでいるための動きができなかった
・運転手に見えてしまうから、運転していない動きをしなくてはいけない、という言葉にハッとした。自分がする動きは自分をそのキャラに見せるだけでなく、他の人をそのキャラに見せる役割もあるのだと思った
(A:アンケートには、意識項目として毎回記載していますよ)
・相手がしゃべっているときに、気持ちが動き、それから動いたりしゃべったりする
・Kさんが、「もともと人間でした」というときの表情がうれしそうで、人間だということを感じられたのでよかった。それに対するSさんの対応がよかった。見ている人がよくわかるやり取りだと思った。「元々宇宙人でした」という顔も面白かった。地味ではなく、明るい感じなのが良かった
・ひもをもってください、の説明がわかりやすかった。Kちゃんははっきりとセリフを言えていたのですごいと思った
・自分の作った絵本だから、中身を覚えているはず。なので、自分は見なくていいとアドバイスを受けたこと。気づいていないことを松原先生に教えてもらったので心に残った
・相手が話をしているときに自分のやらなければならないことを同時にすることで、相手とのやり取りがしやすくなる
・相手が話をしているときに、わって入るのはダメなこと
・自分や相手の動機がわからないまま、なんとなく動くのはだめ
・1番明るい役だったので、他の人よりも声の音量を大きくすること
(A:声量だけでは明るさは伝わりませんよ)
・相手の目を見てしっかりと相手の反応をみながら自分の動きをしたこと
・「!」のところは、1番最後の「やくそく!」のところを「ほんとうに」という気持ちで言えた
・「うれしかった!」はあえた喜びを思い出すびっくりマークにできたこと
・絵本では相手のペースを気にしながら、顔を見ながら「せーの」と心の中で思いながら出だしをそろえられた。少しずれてしまったが
・相手の気持ちを全部は考えることができなかった。聞いたあとしっかり受け止められなかった。無視してしまったと感じている
・「行かなくちゃ」と言われた時の反応ができなかった
・Sさんの声の大きさが役にぴったりでよかった
・Yさんが車を運転しているときに、相手の目を見ることができないのに相手の内容をわかって話していたところ。相手の声をよく聴いていたと思う
・Kちゃん、説明のセリフを言うとき、相手の反応を確かめながら話していたので、見ている人もわかりやすかった
・相澤先生のキレがすごかった
・大人チームは結構本気で演技を頑張っている。すごい
・読み聞かせをするとき、大人の人は内容をよく知らないから、自分のほうに本を持っていく
・大人の人は心をこめて気持ちよく歌っている
・一列で車に乗ると、後ろの人は見えないから、身を乗り出してセリフを言う
・びっくりした時の演技で、声がめちゃくちゃ大きくて上手だなと思った人がいた
・大人の人が、「アイデアを出せる?」と先生に聞かれ、答えられたところがすごかった
・演技の途中で歌が入ったら、小さい声にならないように、さらに大きな声で歌うようにする
・こどもチームの人、歌の時には棒立ちではなく、いっぱい動いた方がいい。もったいないからと言われていた
・待っている時は、相手を見ないようにして「あっ!いた」と演技する
・歌の歌詞は全部覚える
・「宝物だよ」という大切なセリフを大切な人に言う時は、その人の手を触って言うととても伝わる、と言っていた
・どんな時でも100%でやる
・相澤先生は人と違うことをやって「バイバイ」と手を振っていた。すごい
・絵本読みの際の効果的な使い方(作者は内容知ってるから読み聞かせない。本を抱えるのは作った人しかしてはいけない。)や上下の空間の使い方(アサヒが膝をついて目線を合わせると距離が縮まり親友感が目で見てわかる)がとても印象に残った。
・Sさんは大きい声で台詞を言えるのはいいが距離感も出せるといい、というアドバイスをいただいていて以前レッスンで相澤先生が言っていた「大きなひとり言」を思い出した。大前提として大きな声を出しながら体の向きや目線、言い方などで距離感を出せるようにしたい
・相手の台詞への反応や、自分が台詞を言う前の動機が長くなってしまうとコントのようにテンポのいい芝居はできないということに気づいた。反応や見せる動機をもっと短くわかりやすく早くしていかないとダメ
・Aさんがすごく自然体で可愛らしかった。この役は登場人物の中では宇宙人でも天使でも死んだ人間でもない、唯一の普通の人間だからその自然体がすごく合っていた。生きた人間がこの自然さなら、周りのキャラはもっと個性、濃さを出さないと異質感が出ないな、と思った
・Yさんの「・・・お別れです」の台詞に行くまでが物凄いスピードで、大事な儀式の場面をしっかりやれなかった。大事なシーンに時間を残すために、前のシーンの展開を早めにしていく必要もあるのかな、と考えた
(A:大事な儀式を魅せるため、入りから巻いていく必要はありますが、小学生チームのように”速くやる”という段取りになってしまっては本末転倒です)
・Sさんのテンションが高くて、人間への興味関心、憧れが大きいことがよく伝わってきた
・前回、1場のやり取りを全く動かずやったらやりにくかったので、今回は自由に動いてみた。近くに行ってやり取りすると、相手のエネルギーをすぐに感じられてこっちのテンションも上がるのがよくわかった。もっと動けるようにしたい
・「一緒に作った」という気持ちが本人の中にはあったが、自分のもののように見えてしまった
・「一緒に考えた」という関係性を見せる演出が事前に必要だった
(A:演出ではなく、演技や心の動きを見せることですね)
・Kちゃん、前回の“おじさんらしさ”が薄れ、本人のキャラが少し出てしまった印象。動きが増えて、風格や落ち着きが弱まった。
・ストーリーと関係ない動作はしないほうがいいことを再確認。
・「地面に感動する」発想自体は魅力的だが、地球経験が多少なりともある設定との整合性が薄いと感じた
・嘘泣きなのか本泣きなのかが曖昧で、意図が掴みにくかった。嘘泣きなら切り替えに軽さ・スピード感が欲しいし本泣きなら泣き方がやや不自然に見えた。
・絵本を読む時は、ただ立っているのではなく動いた方がいい
・Aさんの(実はね)が面白かったです
・出の際、セリフは前に来てからいうようにします
・私は今回40代に年齢を設定し、ゆっくり40代に見えるように練習したが、本番では変に興奮している(バカになった)ような感じになってしまった
・2話の時に、二人が寄り添っている感じがして面白かった
・Kさんは「ちゃんと前を向いて」の時に、しっかり注意している表現で、「先輩と後輩」と言う感じがして、そう言う表現の仕方もあるのだなと思った
・紙をメガホンのようにしていて面白かった
・私はナンバーを歌う際、自分の役の気持ちや、動きを考えなければなと感じた。例えば最初の所は前世とつながるところがあるから、そこで自分に怒っている感じにしたり、自分の理想を言っているところで何か動きをやるなど
・声が爆音で飛んでない、ベクトルが無くなっているのがやっていて分かった
・練習通りに出来ず、グダグダになってしまった
・相手と絡むテンポが遅くなり、間延びして全然心が動けなかった
・コントとして会話が成り立っていなかった
・セリフ前の裏の台詞が無く反応も遅いから全体的にテンポが悪くなってしまった
・時間内に合わせる所と歌の出たしが合わず頭が真っ白になってしまった
・反応してるつもりが、台詞待ちしてるように見えてしまい客観的に見てもっと練習する必要があった
・Lさんが、今までやった事のない動きが多く表現が豊かになっていた
・Kさんの長セリフに動きも増えて新鮮に見れた
・Aさんの声が前にちゃんと飛んでいて凄かった
・相手の反応を見て受けて反応してるつもりになって裏の言葉が無いから心が無かった
・コントが出来なかった。短時間でコントをするならどんな動きをしたらいいのか分からなかった
・3場の動きは全部段取りになってしまって以前やっていたのより酷くなってしまった
・代役で入った相澤先生のエネルギーに圧倒されて一気に目が覚めた感じになった
・以前の特別レッスンで最後までちゃんと出来なかったから当日でも失敗してしまった
・車を使った移動は狭い場所を通っていったのでもっと広く回った方が良かった
・1場の捌ける時に段取り(素で)戻ってしまったので役として動けるようにしたい
・小学生チームは淡々と、いつもと同じように自然と演技していたので自分もちゃんとやらなければいけないと思えた
(A:段取りは指示通りできていましたね)
・出会い頭の不自然じゃない動き方を知り、違和感が無く出会えた事に感動した
・本の読み聞かせする為の立ち回り、歌いながら動いたり見せるのでは無く覗いて見る発想が思いつかなかった
・失敗が起きてそのまま続けてしまっていたのが癖になってるから気をつけないといけないと思った
・Hさん、以前よりもすらすらと演技出来ていた。少し会話が成立していたし笑顔がしっかりと出来ていた
・Kちゃん、服装がしっかり役作りになっていたし歌のリズムがしっかり出来ていたし声がとても出ていていました
・Kさん、間が長かったのであまり会話が成立していなかったけど、感情がとても出ていて真似したい
・Sさん、光にぶつかる時に二人の協力がとてもリアルに感じた。初め小道具の地図をみて(せんぱーい)と言っていてとても良かった。

→本日のMVP

Lさん 「実は〜」のくだりが、色々な方法で表現されていて面白かった
Lさん 表現する時に空間を使って動けていたところ
Aさん 絵本の読みを聞いている時、ずっと役として生きていた
Aさん むじゃきなこどもに見えたところ

→「できた・できなかった」の手応えを前回より感じられましたか?

ほとんどの方が「手応えを感じられた」と回答。その手応えを、しっかり振り返り自分のものにしてくださいね。

→アンケートの意義と活用法 〜気づきが“できる”をつくる〜

アンケートでは「できた」「意識できた」とチェックされていても、実際には体現できていないケースも見受けられます。そのような場合、ご本人が「もうできるようになった」と勘違いしてしまっていることが多く、気づきメモからも体感に関する記述が消えていきます。こうした状態に陥っている方には、特別レッスンや個人レッスンで改めて取り上げ、「まだできていないことを自分で認識する」ための訓練を行っていきます。これは経験量とも深く関係していますので、特別レッスンを重ねて体感を積み上げていくことが大切です。

また、前回「よくわからなかった」と記入していた方が、今回も同じチェックをしているにもかかわらず、それに関する振り返りがない場合もあります。「何がわからなかったのか」「前回と何が違ったのか」など、たとえ不明点が残っていても、それを言語化すること自体が大きな成長の一歩です。ぜひ記載してください。

よくある例として、他の人がアドバイスを受けてできるようになったのを見て「自分もわかった気になる」パターンもあります。でも、それはまだ“自分の引き出し”にはなっていません。他の人から知識として学ぶことは大切ですが、それを自分の中に落とし込み、必要な場面で使えるようになってこそ、本当に“使える力”になります。オーディションではこの「引き出し」が命です。

また、体感だけを書いて終わるのではなく、見学を通して感じたこと、他の人の演技から学んだことも、積極的にメモに残してください。アドバイスからの変化も、自分の財産にしていく気持ちで残しましょう。

アンケートは、当日の所感を書くことが前提です。書いたら終わりではなく、自分の当日の感覚と実際の演技とのギャップを、動画を見ながら研究し、日々のレッスンで埋めていきましょう。

皆さんの感想は、すべてが「正解」というわけではありません。長く通っている方や、できるようになってきた方の中には、「これは違うな」と感じることもあるでしょう。でも、それも自分が通ってきた道。誰しもが通る段階です。他の人の所感を読むことで、自分自身の成長を感じてみてください。また、皆の感想にはヒントもたくさんあります。次回のためにしっかりメモを取りながら読んでみてください。

◉「役になりきる=演じる」と思っているうちは、自分自身が完全には消えておらず、その“自分”が心のどこかに残っているため、恥ずかしさや人の目を気にする感情が抜けきれません。その結果、表面的で“お遊戯会”のような演技になってしまいます。これでは、役としてリアルに生きることはできませんし、観ている人も気まずさや違和感を抱いてしまいます。本来伝えたいこととは真逆の結果になってしまうのです。プロの演技とは?役者の仕事とは?ぜひ、このレッスンで実際に体感してください。

「天使のタクシー」イメージ画

天国のタクシーのイメージ画を、相澤のラフ画から、静奈さんが起こしてくれました。ありがとうございます。
 
車内の通路はドア側にあります。窓ガラスはなく吹きっさらし、1列目は、天井がないので上が見えますが、光は下から昇るので星のような小さい光しか見えません。皆で車の形状などを共有しましょう!
 
上:真ん中にハンドルがある車
下:一列目にハンドルがある車

こちらは初期のキービジュアル

以前のオーディション対策レッスンレポート一覧


今までのオーディション対策レッスンの記事が一覧になりました❗️

→→ 「以前のオーディション対策レッスンの記事」


オーディションを受ける方は必見❗️このレッスンを受けた方が続々と中央で活躍中❗️一緒に受けているメンバーも刺激を受けます。セミプロ以上を目指す方や、お教室に入会希望の方も、ぜひご覧下さい。


レッスン内容の詳細が書かれていない?具体的に何をやっているの?と思われるかもしれませんが、参加された方のみが合格やスキルアップできればいいので、こちらには記載いたしません!もちろん生徒さんのブログでも「肝」は記載していないと思います!内容はぜひレッスンでお試しください (^_^)

特別レッスンでの記念撮影

松原先生による個別レッスン・グループ歌唱レッスン


特別レッスンのあとは、希望者による、個別レッスンとグループレッスンでした。初めて松原先生のレッスンを受けた方も!それぞれ得られるものがあったようです。

レッスンはすべて録音させていただき、相澤が即すべてを拝聴。通常レッスンで振り返りを一緒に行いました。

松原先生は、昨年の帰り際にこう仰いましたね。「鉄は熱いうちに打て」。特別レッスンをすぐに振り返りできた人は、着実に結果に繋がっていくでしょう!

松原剛志先生、今年もありがとうございました!