オーディション対策合同レッスン:レポート❗️【2025年4月】(アニー観劇)

2025年5月4日


この少人数オーディション対策レッスンから中央で活躍する方続出❗️
2024.10.27ミュージカル「アニー」モリー役合格❗️気づかないうちに染み込んだ技術が合格へと導きます❗️
プロを目指さなくても、スキルアップや技術維持、引き出しを増やす方も❗️


今年度初のオーディション対策特別レッスンでした!

ちょうど開催直前に、ミュージカル『アニー』2025年公演が開幕❗️特別レッスンで一緒にレッスンを受けていた愛咲さんが〈モリー役〉で出演されており、一緒に受けていた生徒さんのほとんどの方が東京公演を観に行ってくださいました。

特別レッスン前に観劇した生徒さん、レッスン後に観劇した生徒さん、それぞれが舞台から大きな刺激を受けたようでした。舞台で活躍する仲間の姿を目の当たりにして「自分もがんばりたい!」という気持ちがより強くなっていたら嬉しいです。

まずは東京公演の千秋楽まで、愛咲さんが元気に駆け抜けられることを祈っております!生徒のみなさんも、一歩一歩がんばっていきましょう。

今回のメインレッスンは、以前レッスンで扱った短編ミュージカルをもとに、セリフはそのまま、シチュエーションだけを変えて“新しい物語”を作るという内容に取り組んでいただきました。今回が2回目。

終了後には「こんなに違う話になるんだ!」という驚きの声が!シチュエーションが変わるだけで、登場人物の気持ちや関係性がガラリと変わる面白さを体感できたと思います。台本の”文字”に固執せず、柔軟にイメージをふくらませながら役に向き合える力を、これからも養っていきましょう!

お芝居のお稽古に参加する際の心得

①現場での心構え
舞台やレッスンの現場では、監督や演出家の指示が最優先です。自宅で準備してきたアイデアがあっても、それが採用されないことはよくあります(案がひとつしかない、考察が浅いなどの理由で)。その際に、自分の考えに固執したり、反発する態度をとったり、落ち込んでしまうのはプロの役者としてふさわしくありません。指示を受けたら「はい!」と気持ちよく返事をし、即座に対応していきましょう。

②見学や待機時間の過ごし方
本番やレッスンでは、出番以外の待機時間や見学時間が長くなることもあります。しかし、舞台づくりはチームで行うもの。他の人の演技やアドバイスを観察することも、学びの一部です。練習生であれば、なおさら「自分に言われたこと」として受け止める姿勢が大切です。注意点や修正点をすぐに自分の演技に取り入れられるよう、集中して見学し、メモを取りながら学びましょう。

③ミスをした時は
演技中に間違えて止めてしまった場合は、「申し訳ありません、もう一度やらせてください」と、すぐに申し出ましょう。その場合は、次のスタートの指示を待つこと。勝手にやり直して演じ始めてはいけません。

このレッスンを受けると?

このレッスンでは「セリフの読みっこをしてアドバイスをもらう」や「台本を持ったままなんとなく演劇っぽいことをする」「みんなで楽しく歌う」ような、生ぬるいレッスンは行いません。プロとして活躍するために絶対に避けては通れない基礎技術を、徹底的に鍛え上げたい方向けの訓練の場にしたいと考えています。

舞台経験がある方もそうでない方も、プロの現場で求められるレベルに到達するために、一般的なスクールとは全く異なる視点と方法でトレーニングを行います。オーディションは受けないけれど、表現力を磨いて自身の活動、演奏やダンスに活かしたいという方もご参加いただいております。

①今までの経験が覆(くつがえ)る!圧倒的な気づきが得られる!
「こんな練習初めて!」「別のスクールでやったことあったけど、こんな意味があったなんて!」「言われた通りに動いていただけだった…」「市民ミュージカルと全然違う」「これ、他の活動にも応用できそう!」「こっちのレッスンのほうがいい」

経験の有無に関わらず、レッスンを受けるたびに、きっとたくさんの「!」に出会えるはずです。「お芝居では役になりきればいい」「かっこいい自分をみてもらいたい」のように、表面的で曖昧な演技のままでは、お遊戯会的演技から脱出できません。お芝居は動機と根拠で成り立っています。このレッスンを通して、”お仕事”として通用する本物のお芝居を学んでいただきます。

受講者の感想を以下に毎回シェアさせていただいております。次回へのヒントも多いため、受講者は必ずご一読ください。

②このレッスンでは失敗は恐れず思い切って!
ここでは、頭をフル回転させ、考察してきたことを積極的に試していただく場です。完璧にできなくてもうまくいかなくても大丈夫。現場同様課題や考察を持ち込むことが大切なのです。”ただ参加する”ような受け身では上達もしませんし合格できません。オーディションや本番で最高のパフォーマンスを発揮するために、ここでたくさん失敗し、本物の感覚を正しく体験体感していただきたいと思っています。

③継続参加で結果が出る!
このレッスンは、継続して参加すること(特に5回目以降)で、その効果を深く実感できるでしょう。突然オーディションに通過するようになったり合格される方も!他のスクールに通われていた方は、内容やスピードに驚くかもしれません。未経験の方にはゼロから確かな技術を、経験者の方には間違った知識や固定観念の修正を徹底的に行います。

④オーディション対策という名の、本質的な表現力アップレッスン!
「オーディション対策」と銘打ってはいますが、その本質は俳優・声優志望の方だけでなく、あらゆるアーティストの表現力を底上げするための場として設けました。
「歌詞が棒読みになってしまう…」「セリフに気持ちを込めてしまう…」「お遊戯会のような演技から脱出したい…」「声に豊かな表情をつけたい…」「間の演技を学びたい…」「とにかく表現力をあげたい…」
そんな悩みを抱えている方にとって、このレッスンはまさに最強のスキルアップの場となるでしょう。

このオーディション対策レッスンでは何を学べるのか?


①基礎技術の徹底的な訓練と意識改革
「役っぽく演じればいい」「言われた通りに動けばいい」という根拠のない表面的で安易な発想から脱却し、プロの現場で求められる本質的な表現力を磨き、”よくある演劇のイメージ”からの意識改革を促します。

②オーディションで求められる核心的な能力の向上
オーディションの審査で重要な鍵となる以下の能力を、実践的なトレーニングを通して集中的に鍛えます。

「瞬発力、想像力、創造力、応用力、協調性、考察力、観察力、洞察力、実行力、喜怒哀楽の感情の幅、台本読解力」

これらの能力は、主にシアターゲームやエチュードを通して磨くことが可能です。近年増加しているワークショップオーディションにも対応できるよう、ゲーム形式課題への適応力も養います。実際に受講生からは「オーディションで同じワークが出題された!」「意図がわかった」「安心して取り組めた」という声や合格報告が多数寄せられています。毎回の「脳トレ・身体反射トレーニング」で、自身の感覚を常に確認し、意図した通りの表現を確実に実現できることを目指します。

③エチュードを通して得られる的確な役作り法とスタニスラフスキーシステムによる台本読解
オーディション会場で初めて台本を手にした際の初期対応、現場の台本を顔合わせまでにどのように読み込むか、歌稽古までにどこまで歌えるようにすべきか、など、プロの現場で必須となる事前準備や、現場の演出家、監督、審査員の意向(指示)を的確に捉え即座に対応できる柔軟性と主体性を学びます。

④短期間で創造する力を養う
実際の舞台や映像の現場では、合格してから本番までわずか2ヶ月ほどというスケジュールが一般的です。1シーンのお稽古は1回で、次は通し稽古、という場合もあります。市民劇やこどもミュージカルしか経験のない方は不安にもなるでしょう。
たとえば今回の『アニー』も、3月に本稽古が始まり、4月中旬には本公演がスタートしていました。このように、現場では非常にスピーディーに進行します。
そのため、オーディション対策特別レッスンでは現場に対応できる力を養うべく、限られた期間の中で台本を覚え、創造するという訓練を行います。台本エチュード(ステージング)では、実際の現場と同じように参加者それぞれがアイデアを出し合い、2次元の文字を立体的な表現へと変えていく作業に取り組んでいただいています。
俳優の仕事とは、演出家や監督の指示から意図を正確に読み取り、それに同期や理由づけをして表現すること。この本質的な力を身につけるために、さまざまなテーマのエチュードに取り組んでいただいております。

⑤音感トレーニング:ハモりレッスンの導入
音感を鍛えるための「ハモり」レッスンも積極的に行います。ハモり耳を養うことで、音感の大幅な向上、音痴の改善、ソロボーカリストの音程の安定に繋がります。ミュージカルオーディションでのハモりの評価はもちろん、CMや映画のオーディション、事務所における歌唱力のアピール、バンド活動への適応など、多岐にわたる可能性を広げます。

入会案内


現在の空き状況・入会の条件等は →→ 「こちらから」



※個人レッスンのため、会場やお時間等ご希望に添えない場合もございます。まずは、お問い合わせ下さい。
※未成年者ご本人からのお申し込みはできません。
※GmailとDocomoアドレス不可。こちらからのメールが届きません。ご注意下さい。

”アニー”や”冒険者たち”を受ける為にこのレッスンは必要なの?


実際のアニー合格発表時に、演出家が合格した子や最終まで残っていた方々に話した内容です。


「アニー」2025ではお教室の生徒さんがモリー役に合格をいただきましたが、今回も演出家から「講評としては、毎年そうなんですが、みんなのやってくれる歌とかお芝居が、ちょっとお行儀が良いのよね。孤児たちの話なのに、年々お行儀が良くて、しっかり教育を受けた学校の優等生みたいに見える子が少なくない。『アニー』にはそういうキャラクターは出てこない。グレースをやるなら、そこを狙ってほしいけれど、(孤児なら)もう少しバイタリティ、生命力、したたかさ、ずる賢さ、そういうところがもっともっと出てくると、もっともっと楽しいオーディションになると思って、みんなの耳に入れます。拡散してくださいね
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拡散してください=お教室の先生方ココがポイントですよ!と仰っています。もう、毎年毎年こういう方が欲しいんです!合格できるのです!と仰られているのですよね。

アニーに限らず、すべてのお芝居に通じると思います。

お教室のこの特別レッスンでは、キッズ・ジュニア・大人にかかわらず、これに応えられるような基礎を応用を、徹底的にしつこくご体感いただいております!だから特別レッスンに参加されると、役の豊かな表現と”熱量異常”にもまれ、演出家やステージングさん、監督さんに「おっ!いいね!」と言われるようになるのです!



生徒さんが合格した2019年の発表時の演出家からの演技方針がこちら→「アニーっていう子には、明るかったり、人の気持ちが分かるというところはもちろんあると思うんですけど、ずる賢いとか、抜け目がないだとか、したたかだとか、物怖じしないとかっていう、そういう部分もきっとあると思うんですよね。あなたたちの中にある、そういう普段は隠してるところを思い出してくれると嬉しいです」。


2021年はこちら→「毎年そうだが、たくさんの魅力的な子どもたちがいて、本当に甲乙つけがたい。歌・踊り・芝居ができればいいのではなく、審査員それぞれ専門の立場から、いろんな角度で、『本当に魅力的か』をチェックしていく。一人ひとりに個性や言葉にしづらい魅力がある中で、さらに素敵な輝きが他の審査員にも伝わったのがこの2人だった」「例年のオーディションは時間との闘いです。良いところと弱点を、瞬時に見抜いて前後と比較します。ですが、映像だと時間に追われずに審査できて、気になった子をもう一度見られる。そのストックをもって昨日と今日の対面審査をしたが、悪くなかった。」


また、振り付け師うらん先生のオーディション内WSでも、アニーや孤児役に必要な心の葛藤を身体表現や歌に反映できるか、指示されたことに対して機敏に的確に表現できるか、という課題を出されております。うらん先生は演劇的ダンスを目指されているようです。


2019年アニー役を射止めた岡菜々子さんは、「週5のダンスレッスンを減らし、歌と演技に絞って練習した。最終審査まで行ったのも初めて。アニー役に受かったので心臓が飛び出しそう。元気よく笑えて、明るく、勇気を与えられるアニーになりたい。曲も覚えて帰ってもらえるように精いっぱい歌いたい。」抜群の歌唱力と評価されておりました。


これらの求められるスキルをベースとし、レッスン内容を毎回練り上げています。だからこそ、合格に近づくのです。


シアターゲーム(※詳細は「シアターゲーム」ページ参照)をはじめ、演技に必要な基礎技術が毎回のレッスンにしっかりと組み込まれています。台本の読解や役作りも、実際の演技理論を用いて深く掘り下げていくため、大河ドラマや映画など映像分野を目指す方にも大いに役立ちます。実際、映画主演に抜擢された生徒もいます。


将来的に役者として本気でこの世界を目指すのであれば、基礎の習得は避けて通れません。どこかのタイミングで必ず必要になります。もしキッズの段階でこれらの基礎を身につけていれば、審査員や監督、演出家が「おっ!」と気づくでしょう。


このレッスンは「体感型」。しっかり取り組み、気づきや感想、アンケート、さらには録画を使っての徹底的な復習を重ねることで、技術としてしっかり身についていきます。一緒に受講していた仲間が、突然「合格!」ということもあるでしょう。


ただし、演技経験が浅い方は、得た感覚がすぐに薄れてしまいます。だからこそ「維持」が大切です。お教室では月1回のレッスン参加を推奨しています。6回目あたりから、結果として目に見えて現れてくるはずです。実際、今回のミュージカル「アニー」モリー役合格も、1年弱で合格を射止めました。プロの俳優であっても、演技力維持のために定期的にワークショップに参加しています。少し手応えを感じても、油断せず地道に続けていきましょう。とにかく、維持すること。それが何よりも大切です。

ほぐし・発声

準備ができたら周りを気にせず、自分のペースでしっかりと体をほぐしていきましょう。皆に合わせるだけの惰性的な時間にしてしまっては、せっかくの時間が無駄になってしまいます。特に大人の方は、キッズに引っ張られて喉声にならないよう注意し、お腹から響く太い声を意識してください。

ウォーミングアップは、通常のレッスン時と同様に、短時間で体と声を最高の状態に引き上げるための大切な準備です。最近、自己流でただ体を動かしているだけの方が見受けられますが、表現には全身を使います。メソッドに基づいたストレッチで、隅々まで丁寧にほぐし、最高のパフォーマンスを発揮できる状態に整えましょう。

シアターゲームで脳トレ!


ストレッチのあとには、プロの現場でも実践されている「シアターゲーム」や「コミュニケーションゲーム」を必ず取り入れています。
これらは、最近主流のワークショップオーディションのみならず、NHK大河ドラマや、映画『#真相をお話しします』の撮影現場などでも使用されるなど、今ではレッスン必須のワークとなりました。

「課題のキモは何か」「どこを見られているのか」「審査員の狙いは何か」も丁寧に解説しながら進めていきます。現場で同じような形式のオーディションに出会ったとき、安心して自分らしさを発揮できるようになります。

この時間は、俳優や表現者に欠かせない「コミュニケーション力」「瞬発力」「考察力」「創造力」「想像力」「観察力」「応用力」「思考力」「洞察力」「協調性」など、多角的な力を養うトレーニングを行っています。さらに「五感」や「第六感のアンテナ」といった感覚も磨かれ、その後行われるステージング(台本エチュード)に必要な、脳と身体の神経をしっかりとつなぐ貴重な時間になります。近年注目されている「非認知能力」の育成にも、大きな効果が期待でると考えます。

また、それぞれのワークが次の課題へとつながるように組み立てているため、スムーズに意識や理解が深まるようになっています。

今回は、ステージサイズの空間把握をしながら、ストップモーション・スローモーションの体の使い方の復習と、体幹・瞬発力を鍛えました。この後のエチュードで使われる「ステージ空間」「瞬発力」「ストップモーション」「スローモーション」「前(ステージ意識)」すべて意識するように指示しましたが、本番ですっかり抜けてしまった方もおりました。残念。

ハモリ耳を鍛える訓練


今回はミュージカルレッスンのため、行いませんでした。

ナンバー練習


立ち稽古前に、段取りを確認をしながらの歌練習を行いました。実際の現場では、ここまで丁寧にさらってもらえることはありません。以前決まったことは、自宅練習でしっかりと入れ込んでから参加するようにしましょう。合格後に安心してお稽古の現場に参加できるようになりますよ。

ナンバー練習風景

台本エチュード・ステージング


今回は以前レッスンでお稽古した短編ミュージカルの、セリフはそのままにシチュエーションだけを変えて新しいミュージカルを作る!という内容のレッスン2回目でした。

それぞれが持ち寄ったアイデアやプランを試してみると「こんなに違う物語になるんだ!」と皆で新たな発見を共有しました。

シチュエーションが変わるだけで、登場人物の気持ちや関係性がガラリと変わる面白さを体感できたと思います。台本の”文字”に固執せず、柔軟にイメージをふくらませながら役に向き合える力を、これからも養っていきましょう!

今回の立ち稽古 台本は初回から持てません

しっかり考察し、自分なりのアイデアを持って臨んだ方や、事前に動画で復習をしてきた方は、大きな手応えを感じていたようです。

一方で、ただその場に参加しただけ、という方も見受けられました。決まっている内容は事前にしっかりと把握し、準備を整えた上で参加することが大前提です。レッスンは自分一人のためだけの時間ではなく、皆の貴重な時間を共有しています。学びの密度を高めるためにも、目的意識と課題を持って臨んでください。

レッスン後の動画を見返す際、自分が出演している自分の姿だけを見て、他の組や出番のないシーンを早送りしているのでは?と思われる方も。提出された気づきや感想も“自分視点”にとどまっていて、全体を通しての理解や気づきが少ないように感じました。それでは「一人空回り演技・お遊戯会」から抜け出すことはできませんよ。

2役を担当している人は特に、他の人がその役をどう演じているかを観察することが大きな学びになりますし、自分では気づかなかった動きやセリフの反応もチェックしましょう。

今回のレッスンでは、シアターゲームで空間の使い方や相手との関係性に重点を置いて取り組みましたが、本番の演技になると空間の意識が弱まっていた人も多く見受けられました。間・呼吸・目線・立ち位置など、舞台全体を意識するためにも、動画は何度も丁寧に見返すようにしましょう。

お芝居は、セッションであり、ぶつかり稽古です!

課題の2回目以降は特に、レポートや皆さんの感想などからも考察して、自身の考えや試したい事を持ち込んでくださいね。何も準備もせずただ参加するだけ、では役として生きられるようにはなりません。お芝居はクリエイティブ作業!と思ってご参加ください。これはキッズさんでも同じです。お教室では現場と同じく子役さんでもひとりの大人(役者)として接しています。

↓ご一読ください。

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「役になりきる」のではなく、「役としてこの世界で生きる」のが目標です。また、松原先生も仰ったとおり「セリフはおまけ」です。早くセリフ(文字)依存や段取り依存から抜け出しましょう誰の言動(きっかけ)を受けるわけでもなく、自分が安心する自宅練習でのテンポのまま毎回セリフを言ったり、同じ動きを惰性でなぞっているだけでは、上達はできませんよ。

役者はマルチタスク必須です。脳と心と体を研ぎ澄ませ、しっかり対応できるよう万全な態勢で臨んでください。マルチタスクの苦手な方は「対戦ゲーム」がおすすめです。

未入会だけど・・・参加したくなった!

オーディション対策レッスンは、月に1回、月末あたりの週末に開催しています。対象は小学1年生〜30代まで。

このレッスンでは、参加者全員にすべてのワークに取り組んでいただき、個別に丁寧なアドバイスを行ったうえで、何度も繰り返し確認(小返し)をします。そのため、定員は3名から8名までの少人数制。参加者が多い場合には、時間を分けて対応しています。

グループレッスンでよくある「アドバイスをもらって終わり」という状態では、本当の意味で身につきません。アドバイスをもらった内容を自分のものにするには、繰り返し実践することが必要です。しかし、多くのスクールや事務所のレッスンでは、時間や人数の関係でこれが難しく、表面的な知識だけが残ってしまうこともあります。

ここでは、「本当にここまでやってくれるの?」というほど現場に直結した実践型のオーディション対策を行っています。読んでいて「ちょっと参加してみたい」と思われた方もご安心ください。普段のレッスンに通っていない方でも、「単発レッスン生」としてご参加いただけます。詳細は→「単発レッスン」ページをご確認ください。

なお、このレッスンには課題があるため、エントリーには締切があります。また、内容も高度なため、事前に必要な準備レッスンを受けていない方はご参加いただけません。

「難しそうでついていけるか不安…」という声もありますが、実際のオーディション現場はもっと厳しいもの。だからこそ、今のうちにその環境に慣れておくことがとても大切なのです。

受講生の感想とアンケート

アンケート(気づき・感想)は、レッスン後に振り返りを行い、自分の中での学びや課題を整理するための大切な時間です。「できた」「できなかった」「よくわからなかった」など、今の段階での気づきを言葉にすることが上達の過程でとても重要になります。毎回、多くの気づきを丁寧に書き留めている方もいらっしゃいます。

技術的にまだ準備が整っていない方に対しては、合同レッスン中に細かな修正アドバイス(ノーツ)を加えることはほとんどしていません。というのも、アドバイスを受け取るための知識や準備が整っていない段階では、言葉だけが空回りしてしまうからです(ただのダメに聞こえる場合も)。しばらくはその方のペースを見守り、繰り返し特別レッスンを受けていただく中で、体感として理解できるようになってきたと思われるタイミングで、本格的な指導が始まります。

アンケートを書くのが面倒に感じられることもあるかもしれませんが、自分が何に気づき、何にまだ気づけていないのかを共有していただくことで、今後の課題がより明確になり、個人レッスンでの振り返りも一層深まり、スキルアップにつながります。

なお、レッスンの「ねらい」や「核心」部分の気づきについてはこちらには記載していません。中には素晴らしい洞察を得ている方もいますが、その内容は実際にレッスンを受けて体験していただくのが一番です。他にはない、現場に直結した超実践的な内容を、ぜひご自身で体感してみてください。

こんな感じで書いてくださっています。現在はメールで送っていただいております。毎回気づきや感想が大量に届きます!素晴らしい。

◉気づき・感想・アンケートの書き方

レッスン後の、気づき・感想・アンケートは「所感と現実の差を埋める」ための大事な作業です。できるだけ早く、まだドキドキが残っているうちに以下の5つを意識して書いてみてください。

① ワークの中で、自分はどんなことを感じた?どう思った?
② 「できた!」と思った? それとも「うまくできなかったな…」と思った?
③ 他の人のパフォーマンスやダメ出しを見て、どんな気づきがあった?
④ これから自分はどうしていきたい?
⑤ 後日動画を見て、自分の感覚とどう違っていた?(もし見れない場合は、ノートに今の時点での気づきをメモしておこう!)

また、レッスンで学んだ技術的なことは、ご自身のノートにも残しておくと後で役立ちます。

もし2時間のレッスンで気づけたことがほんの数行しかなかったら、観察力がまだ弱いか、もっと試したい!という気持ち、事前準備(これを試したい)が足りないかもしれません。

また、現段階では「何ができてて」「何ができてないか」がまだピンとこない人もいると思います。5回くらい参加していく中で、少しずつ見えてくるはずなので、それまで他の人のアンケートからもイメージを広げておいてくださいね。

なお、ここは「批評」や「観劇の感想」を書く場ではありません!(作品として成立していたときは別です)大事なのは「自分はどうできたか・できなかったか」「考察を試した結果どうだったか」「他の人は何を持ち込んでどうだったか?」その“気づき”を残すことです。

振り返りは時間もかかるので、ちょっと面倒に感じるかもしれません。が、WSなどは受けただけでは変わることはできません。この見直し作業こそが力になります!「できなかったこと」「気づけなかったこと」は、個人レッスンで一緒に深めていきましょう。この地道な積み重ねが、確実にスキルアップ・視野アップにつながっていきますよ。

→発声・送受信

・ただ大きな声を出せただけなのでこれからはただ大きいだけでなく顔の表情筋を動かしてやりたいと思います
・Aさんのイメージが固まった2回目は声が飛んだのを感じた
・気持ちを作ろうとして踵が上がる癖を直したい
・送った時にBさんが頷いてくれたのでちゃんと受け取ってくれた事が分かった
・渡す時に、勢いを引いてしまったのでもっとグイグイ渡せるようにしたい
・受け取る時に、ちゃんと反応するよう意識した
・喉ではなくお腹から出すことを意識出来た
・相手からものを受け取る時に相手の表情まで受け取れた
・自分から渡す時のイメージがまだ定まっていない気がした
•さしすせそがまだ言いにくい
•今回はオーディションを意識してはっきり言えるように発声してみた
・Cさんから受け取った時に素早く反応を返すことができず戸惑わせてしまったかな?と感じたので受け取ったものに対して即座に反応できるようにしたい
・音が口の周りでこもってしまって前に飛ばせていないと感じた。八重歯から出すを意識して前に声を送れるようにしたい
・何度も立ち上がってしまったので、もっと足腰強くなりたい
・下半身をしっかり落とした状態でキープ出来るように気をつけたい

→シアターゲーム

・隅っこを埋めなきゃと思ってしまい1人の時にはじを埋めてしまいました。今度からはちゃんと真ん中を意識してやっていきたいと思います
・もう少し体を大きく使っていきたいと思います
・上下だけしか意識していなかったが中間の空間も意識して使えるようになると全体が綺麗に埋まるんだな、と実感した
・ポーズのバリエーションが少なくほぼ同じになってしまったので、手足をもっと使えるようにしたい
・ストップモーションを維持する筋力、体幹を鍛えないとやりたい動きができない
・Aさんが1人でやった時、体が縦になってしまい空間が空いていてもったいなかった。先生のアドバイスを受けてやった時は空間が一気に埋まったのがわかった
・3人に残った時に、綺麗に(上・中・下)に別れてて凄かった
・ストップした時に、Aさんにキレがあって凄かった
・ストップと言われた時に、ワンテンポ遅れてしまうのでちゃんとキレよく止まりたい
・2人の時は上下左右、1人の時は、真ん中を使うと空間を広く使って見える事が分かった
・スローモーションの時に踵からつく基本的な事を意識出来なかった
・自分では大きくポーズしているつもりでも実際は小さいのではないかと思った(映像で確認したい)
・客席方向におしりを向けないようにすると、方向転換する時に変な動きになった
・空間を全て使おうと意識するだけでストップモーションに入る前から動き方が変わると思う

→音階発声とナンバー練習

・Dさん、Cさんお手伝い2の歌の時の圧が2人ともすごかった。説得させられて勉強しちゃいそうになるくらいの説得力があった。言葉もちゃんと聞こえてきた。あのくらい言葉を一つひとつ立たせて、言いたいことを相手に伝えられるようにしたい
・上の音になるにつれ顎が上がっていつもの発声とは違う感じになってしまっていた
・身体と声が連動していない感覚だった
・(お手伝い1の時)説得に入る時の姿勢が役と離れてしまっていたと思う
・ナンバー練習でも役ごとの癖が出せると良いと思った
・歌詞に説得力がない
・歌い始めの空間の使い方が狭くなっていたので、歌い始めこそ意識したい
・歌詞のワンフレーズごとで誰に向けて何を歌っているのかはっきりしていないので単調になっていた
・レッスン時でやった発声のまま周りを気にせずに出来た
・前回より声とエネルギーが飛んだ気がした
・相手を説得する為に目を合わせて圧をかけて見るようにした
・身体全体を大きく使えば、説得力も上がると思ったけど上手く使えなかった
・Dさんがかなり声を飛ばしている事が分かった
・BさんとDさんと比べた時、お腹から声を出しているかいないかでかなり変わる事が分かった
・最初だけしか体を動かせなかったので次回から最初から動かすようにしたいです
・スローモーションに時間をとりすぎて、時間内に袖に入れなかった

→台本エチュード

・復習ができてなかったので今度からはちゃんと復習したいです。練習してこなかったので全体の流れがわからなくなってしまいました。レッスンでやっても、三日たったら忘れます。復習や練習をしないとダメでした
・一部、動機が見せられたかなと思いました
・歌の時に歌うときのタイミングを間違えてしまったので今度からはちゃんとタイミングを間違えないようにしたいと思います。これも、練習不足でした
・舞台の設定(バミリや共有した空間)を守る意識がなく、自分の出やすい所から出てしまった。決められた場所から出るにはどのタイミングでどう動けばいいのか?そこまで考えて臨めるようにしたい
・Cさんは怒りを収めながら相手とやり取りしたうえで台詞に繋げる、としっかり目的・動機を考えた上での芝居プランを提示していてすごかった。私は自分1人で完結させよう、と段取りでしか考えられていなかった。
・常に役の目的、動機を見せることを意識して、それらを見せるためにはどの程度相手とコミュニケーションを取ればいいか?それとも1人で完結させた方がいいのか?を何パターンも考えられるようにしたい
・Dさんが馬で遊ぶシーンの中で感情の変化が最初の方よくわからず、あれでは確かにお手伝い2が入っていくのは難しいな、と感じた。役の目的や動機を見せるためだけではなく、相手が反応しやすいように役の感情を示していくのは大切なんだな、と改めて実感した
・取り合いして動き回る所が段取りになってしまう、不自然に待ったりするから余計違和感を感じた
・Aさんと役の関係性として無声でいっぱい会話が出来たその時だけ、役として生きてると思った
・テーブルを片付ける際、慌てて片付けに行ってしまったけどステイタス的にお手伝い2にやらせるべきだった
・ある程度考えて予測しとかないと、ちゃんと役として反応も動きも出来ないと思った
・昔やった時は皆距離が近かったからなのか、今回は慣れたらちょっと怖く感じた
・マネージャー圧をもっと出して欲しかった。やっぱり立ち振る舞いが大事なのかなと思った
・スローモーションが上手く出来なかったのと遅すぎた為、間に合わなかった
・台詞がいつも飛んでいなかったけど、今回はお腹から声を出せたように感じた
・マネージャーと目で会話する反応も出来たと思った
・捕まえる演技の際、下の二人と顔を見合わせようとしたが誰とも目が合わなかった
・前回の動画で方向が定まらなく不自然だったのでちゃんと前を向く時は前を向くよう意識した
・一番動きやすい「ステイタスが高い人」が動かないと下は動きずらいことが分かった
・癖を、両手を前で添えるように意識したけど分かりずらく古風な感じではなかったなと思った
・セリフのない時にどう動くか考えておくと周りが見えやすくなった
・主役の時、喜怒哀楽の波が小さくて縮こまっていた
・舞台で1人でいる時の空間が使えていなかった
・セリフのない時のやり取りが決まった人になっていた気がするので、他の役にも広げたら面白くなると思った
・舞台は狭いのに全体を使えていないから、広いところに行ったらもっと使えていないだろうと実感した
・先生に指示されたことをどうやって入れるか考える余裕がなかった
・それぞれ役の目的が見えていなかったと思う

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質問7.
無声会話が出来て面白かった
質問8.
・お手伝い1の歌に負けないくらいのエネルギーで対抗できるよう目的をしっかり見せることができたら、あの場面がより面白い場面になると感じた。
・逃げる人を追いかける時に、それぞれのキャラクターの反応に違いが出ると面白いと思った

質問21.前回のミュージカルより面白くなったと思ったことは?
・前回は身分の違いで緊張感が強かったが、今回はからかったりなど皆の感情がせわしなくなったところ
・小ネタが増やせたところ

→本日のMVP ! 一番すごかった人!


Aさん いちいち反応してくれるところが良かった
Cさん 馬を取り上げた時のガッツポーズが良かった
MVPはいなかった

→アンケートの意義と活用法 〜気づきが“できる”をつくる〜

アンケートでは「できた」「意識できた」とチェックされていても、実際には体現できていないケースも見受けられます。そのような場合、ご本人が「もうできるようになった」と勘違いしてしまっていることが多く、気づきメモからも体感に関する記述が消えていきます。こうした状態に陥っている方には、特別レッスンや個人レッスンで改めて取り上げ、「まだできていないことを自分で認識する」ための訓練を行っていきます。これは経験量とも深く関係していますので、特別レッスンを重ねて体感を積み上げていくことが大切です。

また、前回「よくわからなかった」と記入していた方が、今回も同じチェックをしているにもかかわらず、それに関する振り返りがない場合もあります。「何がわからなかったのか」「前回と何が違ったのか」など、たとえ不明点が残っていても、それを言語化すること自体が大きな成長の一歩です。ぜひ記載してください。

よくある例として、他の人がアドバイスを受けてできるようになったのを見て「自分もわかった気になる」パターンもあります。でも、それはまだ“自分の引き出し”にはなっていません。他の人から知識として学ぶことは大切ですが、それを自分の中に落とし込み、必要な場面で使えるようになってこそ、本当に“使える力”になります。オーディションではこの「引き出し」が命です。

また、体感だけを書いて終わるのではなく、見学を通して感じたこと、他の人の演技から学んだことも、積極的にメモに残してください。アドバイスからの変化も、自分の財産にしていく気持ちで残しましょう。

アンケートは、当日の所感を書くことが前提です。書いたら終わりではなく、自分の当日の感覚と実際の演技とのギャップを、動画を見ながら研究し、日々のレッスンで埋めていきましょう。

皆さんの感想は、すべてが「正解」というわけではありません。長く通っている方や、できるようになってきた方の中には、「これは違うな」と感じることもあるでしょう。でも、それも自分が通ってきた道。誰しもが通る段階です。他の人の所感を読むことで、自分自身の成長を感じてみてください。また、皆の感想にはヒントもたくさんあります。次回のためにしっかりメモを取りながら読んでみてください。

◉「役になりきる=演じる」と思っているうちは、自分自身が完全には消えておらず、その“自分”が心のどこかに残っているため、恥ずかしさや人の目を気にする感情が抜けきれません。その結果、表面的で“お遊戯会”のような演技になってしまいます。これでは、役としてリアルに生きることはできませんし、観ている人も気まずさや違和感を抱いてしまいます。本来伝えたいこととは真逆の結果になってしまうのです。プロの演技とは?役者の仕事とは?ぜひ、このレッスンで実際に体感してください。


2025年今後の特別レッスン課題

2025年前期レッスンについて
前期は、2ヶ月ごとに1作品に取り組みながら、演技や歌の基礎をしっかりと固めるレッスンを行います。5月6月の演技課題は現在プロットが完成し脚本執筆中で、「モモと時間泥棒」「若草物語」「アリババと40人の盗賊から盗賊物語」のいずれの作品に挑戦いただきこうと思っています。完全オリジナル作品に長く取り組んでいただきましたが、今回は既存の児童文学からの出題です。

特別レッスンでは群像劇のシーンスタディを中心に行うため、「主役」という明確な区別は設けていません。どの生徒さんにも見せ場のある役を演じていただける構成になっています。2役以上を担当する方には、それぞれの役からの視点から、役作りや台本読解をより多角的に深めていただきたいと考えています。

2025年後期レッスンについて
後期(7月〜11月)は、5ヶ月かけてじっくりと一つのミュージカル作品に取り組みます。前期の経験を土台に、より高度な表現に挑戦していきましょう。初めて参加される方はここで基礎も学んでいきましょう。どうぞお楽しみに!

以前のオーディション対策レッスンレポート一覧


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オーディションを受ける方は必見❗️このレッスンを受けた方が続々と中央で活躍中❗️一緒に受けているメンバーも刺激を受けます❗️
セミプロ以上を目指す方や、お教室に入会希望の方も、ぜひご覧下さい。


レッスン内容の詳細が書かれていない❗️具体的に何をやっているの❓と思われるかもしれませんが、参加された方のみが合格やスキルアップできればいいので、こちらには記載いたしません!もちろん生徒さんのブログでも「肝」は記載していないと思います!内容はぜひレッスンでお試しください (^_^)