オーディション対策特別レッスンレポ【2025年9月】新ミュージカル課題
この少人数オーディション対策レッスンから中央で活躍する方続出❗️
2024.10.27ミュージカル「アニー」モリー役合格❗️気づかないうちに染み込んだ技術が合格へと導きます❗️
プロを目指さなくても、スキルアップや技術維持、引き出しを増やす方も❗️
オーディション対策×ミュージカルレッスン、今月からは現場適応力をあげるべく「新・ミュージカル課題」がスタート❗️
昨年皆さんから”感動する作品を”というお声をたくさん頂戴したため、今回もいくつかのねらい(スキルアップ要素)を込めて、感動作品を書き下ろしました。主役はおりますが、いつものとおり全員が主役、難易度の高い群像劇的になっており、舞台・映像ともに、スキルアップが臨めると思います。
初参加の生徒さんも、全体のエネルギーに必死に追いつこうと頑張っておりましたね。別次元に感じたと思いますが、意識改革をして目標に向けて一歩前進してくださいね。
今回も気づき・感想をシェアさせていただいております。参加している回はもちろん、参加できなかった回(以前の回)もお芝居上達のヒントがたくさんありますので、ご一読後、ご参加ください。
お芝居のお稽古に参加する際の心得
①現場での心構え
舞台やレッスンの現場では、監督や演出家の指示が最優先です。自宅で準備してきたアイデアがあっても、それが採用されないことはよくあります(案がひとつしかない、考察が浅いなどの理由で)。その際に、自分の考えに固執したり、反発する態度をとったり、落ち込んでしまうのはプロの役者としてふさわしくありません。指示を受けたら「はい!」と気持ちよく返事をし、即座に対応していきましょう。
②見学や待機時間の過ごし方
本番やレッスンでは、出番以外の待機時間や見学時間が長くなることもあります。しかし、舞台づくりはチームで行うもの。他の人の演技やアドバイスを観察することも、学びの一部です。練習生であれば、なおさら「自分に言われたこと」として受け止める姿勢が大切です。注意点や修正点をすぐに自分の演技に取り入れられるよう、集中して見学し、メモを取りながら学びましょう。
③ミスをした時は
演技中に間違えて止めてしまった場合は、「申し訳ありません、もう一度やらせてください」と、すぐに申し出ましょう。その場合は、次のスタートの指示を待つこと。勝手にやり直して演じ始めてはいけません。
このレッスンを受けると?
このレッスンでは「セリフの読みっこをしてアドバイスをもらう」や「台本を持ったままなんとなく演劇っぽいことをする」「みんなで楽しく歌う」ような、生ぬるいレッスンは行いません。プロとして活躍するために絶対に避けては通れない基礎技術を、徹底的に鍛え上げたい方向けの訓練の場にしたいと考えています。
舞台経験がある方もそうでない方も、プロの現場で求められるレベルに到達するために、一般的なスクールとは全く異なる視点と方法でトレーニングを行います。オーディションは受けないけれど、表現力を磨いて自身の活動、演奏やダンスに活かしたいという方もご参加いただいております。
①今までの経験が覆(くつがえ)る!圧倒的な気づきが得られる!
「こんな練習初めて!」「別のスクールでやったことあったけど、こんな意味があったなんて!」「言われた通りに動いていただけだった…」「市民ミュージカルと全然違う」「これ、他の活動にも応用できそう!」「こっちのレッスンのほうがいい」
経験の有無に関わらず、レッスンを受けるたびに、きっとたくさんの「!」に出会えるはずです。「お芝居では役になりきればいい」「かっこいい自分をみてもらいたい」のように、表面的で曖昧な演技のままでは、お遊戯会的演技から脱出できません。お芝居は動機と根拠で成り立っています。このレッスンを通して、”お仕事”として通用する本物のお芝居を学んでいただきます。
受講者の感想を以下に毎回シェアさせていただいております。次回へのヒントも多いため、受講者は必ずご一読ください。
②このレッスンでは失敗は恐れず思い切って!
ここでは、頭をフル回転させ、考察してきたことを積極的に試していただく場です。完璧にできなくてもうまくいかなくても大丈夫。現場同様課題や考察を持ち込むことが大切なのです。”ただ参加する”ような受け身では上達もしませんし合格できません。オーディションや本番で最高のパフォーマンスを発揮するために、ここでたくさん失敗し、本物の感覚を正しく体験体感していただきたいと思っています。
③継続参加で結果が出る!
このレッスンは、継続して参加すること(特に5回目以降)で、その効果を深く実感できるでしょう。突然オーディションに通過するようになったり合格される方も!他のスクールに通われていた方は、内容やスピードに驚くかもしれません。未経験の方にはゼロから確かな技術を、経験者の方には間違った知識や固定観念の修正を徹底的に行います。
④オーディション対策という名の、本質的な表現力アップレッスン!
「オーディション対策」と銘打ってはいますが、その本質は俳優・声優志望の方だけでなく、あらゆるアーティストの表現力を底上げするための場として設けました。
「歌詞が棒読みになってしまう…」「セリフに気持ちを込めてしまう…」「お遊戯会のような演技から脱出したい…」「声に豊かな表情をつけたい…」「間の演技を学びたい…」「とにかく表現力をあげたい…」「ステージングを学びたい…」
そんな悩みを抱えている方にとって、このレッスンはまさに最強のスキルアップの場となるでしょう。
このオーディション対策レッスンでは何を学べるのか?
①基礎技術の徹底的な訓練と意識改革
「役っぽく演じればいい」「言われた通りに動けばいい」という根拠のない表面的で安易な発想から脱却し、プロの現場で求められる本質的な表現力を磨き、”よくある演劇のイメージ”からの意識改革を促します。
②オーディションで求められる核心的な能力の向上
オーディションの審査で重要な鍵となる以下の能力を、実践的なトレーニングを通して集中的に鍛えます。
「瞬発力、想像力、創造力、応用力、協調性、考察力、観察力、洞察力、実行力、喜怒哀楽の感情の幅、台本読解力」
これらの能力は、主にシアターゲームやエチュードを通して磨くことが可能です。近年増加しているワークショップオーディションにも対応できるよう、ゲーム形式課題への適応力も養います。実際に受講生からは「オーディションで同じワークが出題された!」「意図がわかった」「安心して取り組めた」という声や合格報告が多数寄せられています。毎回の「脳トレ・身体反射トレーニング」で、自身の感覚を常に確認し、意図した通りの表現を確実に実現できることを目指します。
③エチュードを通して得られる的確な役作り法とスタニスラフスキーシステムによる台本読解
オーディション会場で初めて台本を手にした際の初期対応、現場の台本を顔合わせまでにどのように読み込むか、歌稽古までにどこまで歌えるようにすべきか、など、プロの現場で必須となる事前準備や、現場の演出家、監督、審査員の意向(指示)を的確に捉え即座に対応できる柔軟性と主体性を学びます。
④短期間で創造する力を養う
実際の舞台や映像の現場では、合格してから本番までわずか2ヶ月ほどというスケジュールが一般的です。1シーンのお稽古は1回で、次は通し稽古、という場合もあります。市民劇やこどもミュージカルしか経験のない方は不安にもなるでしょう。
たとえば今回の『アニー』も、3月に本稽古が始まり、4月中旬には本公演がスタートしていました。このように、現場では非常にスピーディーに進行します。
そのため、オーディション対策特別レッスンでは現場に対応できる力を養うべく、限られた期間の中で台本を覚え、創造するという訓練を行います。台本エチュード(ステージング)では、実際の現場と同じように参加者それぞれがアイデアを出し合い、2次元の文字を立体的な表現へと変えていく作業に取り組んでいただいています。
俳優の仕事とは、演出家や監督の指示から意図を正確に読み取り、それに同期や理由づけをして表現すること。この本質的な力を身につけるために、さまざまなテーマのエチュードに取り組んでいただいております。
⑤音感トレーニング:ハモりレッスンの導入
音感を鍛えるための「ハモり」レッスンも積極的に行います。ハモり耳を養うことで、音感の大幅な向上、音痴の改善、ソロボーカリストの音程の安定に繋がります。ミュージカルオーディションでのハモりの評価はもちろん、CMや映画のオーディション、事務所における歌唱力のアピール、バンド活動への適応など、多岐にわたる可能性を広げます。
入会案内
現在の空き状況・入会の条件等は →→ 「こちらから」
※個人レッスンのため、会場やお時間等ご希望に添えない場合もございます。まずは、お問い合わせ下さい。
※未成年者ご本人からのお申し込みはできません。
※GmailとDocomoアドレス不可。こちらからのメールが届きません。ご注意下さい。
”アニー”や”冒険者たち”を受ける為にこのレッスンは必要なの?
実際のアニー合格発表時に、演出家が合格した子や最終まで残っていた方々に話した内容です。
「アニー」2025ではお教室の生徒さんがモリー役に合格をいただきましたが、今回も演出家から「講評としては、毎年そうなんですが、みんなのやってくれる歌とかお芝居が、ちょっとお行儀が良いのよね。孤児たちの話なのに、年々お行儀が良くて、しっかり教育を受けた学校の優等生みたいに見える子が少なくない。『アニー』にはそういうキャラクターは出てこない。グレースをやるなら、そこを狙ってほしいけれど、(孤児なら)もう少しバイタリティ、生命力、したたかさ、ずる賢さ、そういうところがもっともっと出てくると、もっともっと楽しいオーディションになると思って、みんなの耳に入れます。拡散してくださいね」
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拡散してください=お教室の先生方ココがポイントですよ!と仰っています。もう、毎年毎年こういう方が欲しいんです!合格できるのです!と仰られているのですよね。
アニーに限らず、すべてのお芝居に通じると思います。
お教室のこの特別レッスンでは、キッズ・ジュニア・大人にかかわらず、これに応えられるような基礎を応用を、徹底的にしつこくご体感いただいております!だから特別レッスンに参加されると、役の豊かな表現と”熱量異常”にもまれ、演出家やステージングさん、監督さんに「おっ!いいね!」と言われるようになるのです!
生徒さんが合格した2019年の発表時の演出家からの演技方針がこちら→「アニーっていう子には、明るかったり、人の気持ちが分かるというところはもちろんあると思うんですけど、ずる賢いとか、抜け目がないだとか、したたかだとか、物怖じしないとかっていう、そういう部分もきっとあると思うんですよね。あなたたちの中にある、そういう普段は隠してるところを思い出してくれると嬉しいです」。
2021年はこちら→「毎年そうだが、たくさんの魅力的な子どもたちがいて、本当に甲乙つけがたい。歌・踊り・芝居ができればいいのではなく、審査員それぞれ専門の立場から、いろんな角度で、『本当に魅力的か』をチェックしていく。一人ひとりに個性や言葉にしづらい魅力がある中で、さらに素敵な輝きが他の審査員にも伝わったのがこの2人だった」「例年のオーディションは時間との闘いです。良いところと弱点を、瞬時に見抜いて前後と比較します。ですが、映像だと時間に追われずに審査できて、気になった子をもう一度見られる。そのストックをもって昨日と今日の対面審査をしたが、悪くなかった。」
また、振り付け師うらん先生のオーディション内WSでも、アニーや孤児役に必要な心の葛藤を身体表現や歌に反映できるか、指示されたことに対して機敏に的確に表現できるか、という課題を出されております。うらん先生は演劇的ダンスを目指されているようです。
2019年アニー役を射止めた岡菜々子さんは、「週5のダンスレッスンを減らし、歌と演技に絞って練習した。最終審査まで行ったのも初めて。アニー役に受かったので心臓が飛び出しそう。元気よく笑えて、明るく、勇気を与えられるアニーになりたい。曲も覚えて帰ってもらえるように精いっぱい歌いたい。」抜群の歌唱力と評価されておりました。
これらの求められるスキルをベースとし、レッスン内容を毎回練り上げています。だからこそ、合格に近づくのです。
シアターゲーム(※詳細は「シアターゲーム」ページ参照)をはじめ、演技に必要な基礎技術が毎回のレッスンにしっかりと組み込まれています。台本の読解や役作りも、実際の演技理論を用いて深く掘り下げていくため、大河ドラマや映画など映像分野を目指す方にも大いに役立ちます。実際、映画主演に抜擢された生徒もいます。
将来的に役者として本気でこの世界を目指すのであれば、基礎の習得は避けて通れません。どこかのタイミングで必ず必要になります。もしキッズの段階でこれらの基礎を身につけていれば、審査員や監督、演出家が「おっ!」と気づくでしょう。
このレッスンは「体感型」。しっかり取り組み、気づきや感想、アンケート、さらには録画を使っての徹底的な復習を重ねることで、技術としてしっかり身についていきます。一緒に受講していた仲間が、突然「合格!」ということもあるでしょう。
ただし、演技経験が浅い方は、得た感覚がすぐに薄れてしまいます。だからこそ「維持」が大切です。お教室では月1回のレッスン参加を推奨しています。6回目あたりから、結果として目に見えて現れてくるはずです。実際、今回のミュージカル「アニー」モリー役合格も、1年弱で合格を射止めました。プロの俳優であっても、演技力維持のために定期的にワークショップに参加しています。少し手応えを感じても、油断せず地道に続けていきましょう。とにかく、維持すること。それが何よりも大切です。
ほぐし・発声
準備ができたら周りを気にせず、自分のペースでしっかりと体をほぐしていきましょう。皆に合わせるだけの惰性的な時間にしてしまっては、せっかくの時間が無駄になってしまいます。特に大人の方は、キッズに引っ張られて喉声にならないよう注意し、お腹から響く太い声を意識してください。
ウォーミングアップは、通常のレッスン時と同様に、短時間で体と声を最高の状態に引き上げるための大切な準備です。最近、自己流でただ体を動かしているだけの方が見受けられますが、表現には全身を使います。メソッドに基づいたストレッチで、隅々まで丁寧にほぐし、最高のパフォーマンスを発揮できる状態に整えましょう。
シアターゲームで脳トレ!
ストレッチのあとには、プロの現場でも実践されている「シアターゲーム」や「コミュニケーションゲーム」を必ず取り入れています。
これらは、最近主流のワークショップオーディションのみならず、NHK大河ドラマや、映画『#真相をお話しします』の撮影現場などでも使用されるなど、今ではレッスン必須のワークとなりました。
「課題のキモは何か」「どこを見られているのか」「審査員の狙いは何か」も丁寧に解説しながら進めていきます。現場で同じような形式のオーディションに出会ったとき、安心して自分らしさを発揮できるようになります。
この時間は、俳優や表現者に欠かせない「コミュニケーション力」「瞬発力」「考察力」「創造力」「想像力」「観察力」「応用力」「思考力」「洞察力」「協調性」など、多角的な力を養うトレーニングを行っています。さらに「五感」や「第六感のアンテナ」といった感覚も磨かれ、その後行われるステージング(台本エチュード)に必要な、脳と身体の神経をしっかりとつなぐ貴重な時間になります。近年注目されている「非認知能力」の育成にも、大きな効果が期待でると考えます。
また、それぞれのワークが次の課題へとつながるように組み立てているため、スムーズに意識や理解が深まるようになっています。
📍今回は2つのワークに挑戦いただきました。どちらもオーディションや現場で出題されるものです。言われたことにただ応えるのではなく、意図は何か、目的は何かを汲み取り、即反応できるよう訓練してまいりましょう。二つ目は「演出家からの指示にどれだけ応えられるか」を試していただきました。見学班に観客目線で感想もいただきましたね。「表情が一番大切」ということを動画を観て確認してみてください。

目標の立て方と達成の仕方
漠然と「劇団四季に出たいです合格したいです」と、ただレッスンに通うだけでは合格も上達もしません。目標を達成するにはまずどうしたらいいか。自分自身で深掘り、小目標(課題)を設定するひとつの方法をご紹介しました。「学校でも紹介された!」と何名かの生徒さん。まだ自分自身では作成していないようですので、この機会にこの方法を試していただければと思います。オーディションだけでなく、スキルアップへの道がかなり明確になると思いますよ。
ミュージカルシーンスタディ
今月からは現場適応力をあげるべく「新・ミュージカル課題」がスタート❗️
昨年皆さんから”感動する作品を”というお声をたくさん頂戴したため、今回もいくつかのねらい(スキルアップ要素)を込めて、感動作品を書き下ろしました。主役はおりますが、いつものとおり全員が主役、難易度の高い群像劇的になっており、舞台・映像ともに、スキルアップが臨めると思います。しっかり食らいついて取り組んでくださいね。
またお稽古用として、今回は大人気アーティストの曲(発表時キャー😍という方多数)も使用しております。今までにない最難曲であったため、誰一人として歌えている人がおりませんでした。残念!テンポが速いので、ゆっくりから今一度譜割りを合わせておいてください。

初回から早速立ち稽古!初参加の生徒さんも、全体のエネルギーや初回の完成度の高さに必死に追いつこうと頑張っておりましたね🔥別次元に感じたと思いますが、”ならいごと”ではないので、意識改革をして目標に向けて一歩前進してくださいね。

今回のねらいのひとつが“尺”。段取りをしっかりイメージして臨んでくれた小学生もおり、とてもスムーズに進みました👏が、段取りのその先を目指しますよ。次回はここに会話劇が加わります!マルチタスクを磨いていきましょう♪

「感動しました!」「こころがほっこりしました」「泣けた」「心が締め付けられた」等、みなさんが初めて台本を読んだ時に感じたこの想いを観客に届けられるよう”慣れ”ることなく、”だれ”ることなく、いつも新鮮に感じながら、作品としても作ってまいりましょう。
感動するお話ですが、ズシンと暗くなるような重苦しいお話ではありません。
次回は1場のミザンスと、2場の振り返りを行います。1場は、コントのような高速会話になりますので、高速での練習は必須ですよ。とにかくまずセリフを叩き込んできてくださいね。
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役者のお仕事は「役になりきる」のではなく、「役としてこの世界で生きる」ことです。(今回一番下に、劇団四季創設者浅利さんの言葉をのせています)早くセリフ(文字)依存や段取り依存から抜け出しましょう。誰の言動(きっかけ)を受けるわけでもなく、自分が安心する自宅練習でのテンポのまま毎回セリフを言ったり、同じ動きを惰性でなぞっているだけでは、ひとり空回りで上達はできませんよ。
役者はマルチタスク必須です。脳と心と体を研ぎ澄ませ、しっかり対応できるよう万全な態勢で臨んでください。マルチタスクの苦手な方は「対戦ゲーム」がおすすめです。
未入会だけど・・・参加したくなった!
オーディション対策レッスンは、月に1回、月末あたりの週末に開催しています。対象は小学1年生〜30代まで。
このレッスンでは、参加者全員にすべてのワークに取り組んでいただき、個別に丁寧なアドバイスを行ったうえで、何度も繰り返し確認(小返し)をします。そのため、定員は3名から8名までの少人数制。参加者が多い場合には、時間を分けて対応しています。
グループレッスンでよくある「アドバイスをもらって終わり」という状態では、本当の意味で身につきません。アドバイスをもらった内容を自分のものにするには、繰り返し実践することが必要です。しかし、多くのスクールや事務所のレッスンでは、時間や人数の関係でこれが難しく、表面的な知識だけが残ってしまうこともあります。
ここでは、「本当にここまでやってくれるの?」というほど現場に直結した実践型のオーディション対策を行っています。読んでいて「ちょっと参加してみたい」と思われた方もご安心ください。普段のレッスンに通っていない方でも、「単発レッスン生」としてご参加いただけます。詳細は→「単発レッスン」ページをご確認ください。
なお、このレッスンには課題があるため、エントリーには締切があります。また、内容も高度なため、事前に必要な準備レッスンを受けていない方はご参加いただけません。
「難しそうでついていけるか不安…」という声もありますが、実際のオーディション現場はもっと厳しいもの。だからこそ、今のうちにその環境に慣れておくことがとても大切なのです。

受講生の感想とアンケート
アンケート(気づき・感想)は、レッスン後に振り返りを行い、自分の中での学びや課題を整理するための大切な時間です。「できた」「できなかった」「よくわからなかった」など、今の段階での気づきを言葉にすることが上達の過程でとても重要になります。毎回、多くの気づきを丁寧に書き留めている方もいらっしゃいます。
技術的にまだ準備が整っていない方に対しては、合同レッスン中に細かな修正アドバイス(ノーツ)を加えることはほとんどしていません。というのも、アドバイスを受け取るための知識や準備が整っていない段階では、言葉だけが空回りしてしまうからです(ただのダメに聞こえる場合も)。しばらくはその方のペースを見守り、繰り返し特別レッスンを受けていただく中で、体感として理解できるようになってきたと思われるタイミングで、本格的な指導が始まります。
アンケートを書くのが面倒に感じられることもあるかもしれませんが、自分が何に気づき、何にまだ気づけていないのかを共有していただくことで、今後の課題がより明確になり、個人レッスンでの振り返りも一層深まり、スキルアップにつながります。
なお、レッスンの「ねらい」や「核心」部分の気づきについてはこちらには記載していません。中には素晴らしい洞察を得ている方もいますが、その内容は実際にレッスンを受けて体験していただくのが一番です。他にはない、現場に直結した超実践的な内容を、ぜひご自身で体感してみてください。

皆さんの気づき・感想は、数百個となる場合もあり、こちらで集約しワークごとに仕分けするため、メールテキスト(メモの写メNG)で送っていただいております。気づきが多ければ多いほどすばらしいですよ!気づけたことはできるようになります。気づけないことはできるようになりません。
◉気づき・感想・アンケートの書き方
レッスン後の、気づき・感想・アンケートは「所感と現実の差を埋める」ための大事な作業です。できるだけ早く、まだドキドキが残っているうちに以下の5つを意識して書いてみてください。
① ワークの中で、自分はどんなことを感じた?どう思った?
② 「できた!」と思った? それとも「うまくできなかったな…」と思った?
③ 他の人のパフォーマンスやダメ出しを見て、どんな気づきがあった?
④ これから自分はどうしていきたい?
⑤ 後日動画を見て、自分の感覚とどう違っていた?(もし見れない場合は、ノートに今の時点での気づきをメモしておこう!)
また、レッスンで学んだ技術的なことは、ご自身のノートにも残しておくと後で役立ちます。
もし2時間のレッスンで気づけたことがほんの数行しかなかったら、観察力がまだ弱いか、もっと試したい!という気持ち、事前準備(これを試したい)が足りないかもしれません。
また、現段階では「何ができてて」「何ができてないか」がまだピンとこない人もいると思います。5回くらい参加していく中で、少しずつ見えてくるはずなので、それまで他の人のアンケートからもイメージを広げておいてくださいね。
なお、ここは「批評」や「観劇の感想」を書く場ではありません!(作品として成立していたときは別です)大事なのは「自分はどうできたか・できなかったか」「考察を試した結果どうだったか」「他の人は何を持ち込んでどうだったか?」その“気づき”を残すことです。
振り返りは時間もかかるので、ちょっと面倒に感じるかもしれません。が、WSなどは受けただけでは変わることはできません。この見直し作業こそが力になります!「できなかったこと」「気づけなかったこと」は、個人レッスンで一緒に深めていきましょう。この地道な積み重ねが、確実にスキルアップ・視野アップにつながっていきますよ。
ーーーーー
→発声・送受信
・自分の気持ちを作らないと、相手の気持ちが変わらないことに気づいた
・送る時も受ける時も、目線と気持ちが大事なことに気づいた
・五十音を忘れてしまっていた
・Aさんは、前にとても飛んでいた
・受けを忘れないようにしたい。心を動かしたい
・Eさんの五十音はっきりリズムがよくできていた
・声を出す準備が足りず全く声を前に出せなかった
・子どもの高音につられないよう自分の声を出す位置を安定させたい
・自分の名前のエネルギーが大きければ大きいほど相手に伝わる事が分かった
・Cさんの声は大きかったけどただ大きいだけのように感じた
・Fさんの言葉一つ一つにエネルギーがあったけど名前と名前の間が繋がっていなかった
・Bちゃんの圧があって良かったけど、強すぎて相手より先の向こうに飛んだように感じた
・セリフ化してやったBちゃんのエネルギーが最初と比べて相手に届いて説得力も出てて良かった
・Eさんの常に相手の目を見て、ちゃんと伝えようとしてるのが見えた
・こちらが発した事に対して何の反応も貰えないと届いてないのかな?と不安になった
・受け取ったよ!ありがとう!と受け取った反応をしっかり見せることで初めて会話が成立するんだな、と再確認した
・Cさんが具体的な言葉を決めた後の送信が想いがめちゃくちゃ飛んでいるのがわかった
・Bちゃんの「名前を呼んだだけ」の時と「裏の想いを込めて呼んだ時」の差がすごかった!言葉の圧を感じた
・伝えたい人、方向性を決めそこに一点集中で圧を込めるとものすごく伝わる、というのを実感できた
・言う前は気持ちがあるけど、喋りながらの気持ちの出し方が分からなかった
・Aちゃんは送られてきたものと同じテンションで受け取ってて表情がよかった!
・みんな言葉が最初から最後まで綺麗で、抜けてなかった
・五十音はちゃんと覚えてなかったので曖昧で抜けたりした
・やっぱりみんな抜けがなくてすっごいロールケーキでした
・次の日足が筋肉痛になって痛かったです
→シアターゲーム
①
・目の中も大切だと思った
・その場の空間をしっかりとキャッチしてやるのが難しい
・今回はだんだんコツを掴んできて、いつもよりキレ良くできた
・人数が多いと空間を埋めやすいけど人と被らないようにするのは大変だった。後ろの人まで意識できなかった
・以前は小学生たちは下の空間を埋めることが多い気がしていたが、真ん中、上の方、と各々が体全体で空間を埋めていてすごかった
・下の空間を埋めるのに体がついていかなかった。柔軟性、筋力をアップさせる必要がある
・Aさんが指先、足先まで大きく広げて空間を埋められていた。体の使い方がとても綺麗だった
・ただ空間を埋めればいいのではなく、指先足先まで意識していかないといけない
・空間はあくの時には、真ん中をうめるようにしたい
・いっぱい人がいる時にはじがあいている時が多いから、はじをうめようと思います
・なるべく早く体制を作るまうにします
・みんな姿勢とかキレが良くて今度から真似したい
・Aちゃんが最後だったけどしっかりと堂々としててた
②
・Fさんの待っている様子が素晴らしかった
・表情で表現するときは、気持ちが大事なことに改めて気づいた
・表情の「言語化」は難しいけどとても大事
・「○○!」の時の顔は、今びっくりした顔の練習を続けているからできた
・お題を聞いて一度に2つも見せるのなんて無理だ!って思っていたけど日常で無意識にやってる事なんだなって思った。
・一発で誰もがそう見えるようにするには、言語化とそれに合わせた表情で見せるしかないと思った
・伝える目も大事で説得力が上がってくる
・同じように見せても、これはリアルっぽい(でも分かりずらい)のと確かにそれっぽく見えるけど(どこかわざとらしい)どれが正解なのか分からなかった
・反射で動いた時に、必ず(は?え?)な言葉が見えた。心の声がないと瞬時に表現するのは難しいなと思った
・表現の時、目とか頬を使って表情を作りたいと思います
・表現の受け取り方や伝わりやすさが見ている人によって違っていて、自分の表現を客観的に見ることの大切さを改めて知った。先生がいつも言っている「見ている人が全て」という言葉が刺さった
・台詞や声色だけでなく表情からもたくさんの事が伝わるというのがよく感じられた
・Cさんは表情がなく、ポーズだけ取っても表情が死んでいたら何も伝わらないというのがわかった
・目の力が大切、と言われた後のCさんの目力がすごかった。目からのエネルギーをバシバシ感じた
・目にも意識を向けられると表現できることの幅が広がるのかな、と思った
・お題に沿った表情、動きを即座に考えるのが難しかった。普段からあんな時こんな時はどんな動き?顔?と意識して自分や人を観察して引き出しを増やしていきたい
・台詞がない時は動きや表情を少しオーバー気味にやった方が見ている人には伝わりやすいのかな?と思った
・静と動で、自分の解釈があってもお客さんに伝わるかは別だから、客観的に瞬時に考えられるようになりたい
・目、口、手、全部で場所まで伝えるのは難しいかもだけど、感情とかは伝わる!だから一つ一つの仕草や表情を大切にしたい
・Cちゃんの表情が面白かった。確かにそういう表情にもなるなって。笑
・Aちゃんの表情がキラキラしてるのも良かった
・Bちゃんは顔の向きまでも考えてて、(表情は見えなかったけど)相手の場所も考えててすごい
→ミュージカルシーンスタディ
”自分”ができたか、できなかったか、の気づきだけでなく、他の人のいい演技や自分では思いつけなかった面白いアイデアを持ってきていることにも気づいていこう!
また、このレポートを読んで、自分への課題をみつけてから参加しよう!毎回0ベースから受けて終わりでは上達しません。
・2回目では役として生きれなかった。段取りにしてしまった
・Eさんが役として生きていた。素晴らしい
・心の気持ち(セリフ)は「あ」「えっ」だけではダメ
・セリフを忘れないようにします
・ どうきをつけて動こうと思います
・ 声を前に出そうと思います
・さいしょのセリフで、大きな声を出す
・Aさんがルンルンして、その役っぽくていいなと思いました
・Fさんが最後の手をふるシーンで、げんせとの終わりみたいに泣いているみたいでいいなと思いました
・初めて参加したFさんが、歌も声質も良くて役として生きていた
・音に台詞や動きをハメていくのが相当難しかった
・スピード感あるやり取りにするためには心の中の呟きや動機をスピーディーに見せる必要がある。そのために心の中の台詞、間を言語化する時には短く的確な言葉で言語化するのが重要だと実感した
・Aさんが紐を渡す時の緊張感がすごくよかった。初めての儀式を任された緊張感がとてもよく出ていた
・Bちゃんの表情がとても明るくて、○○○役をやった時にすごく安心した
・Cさんが台詞を言う方向性や台詞を言う意味のアドバイスもらった後、台詞に込められる想いが明確になり台詞が飛んでいた
・同じ役でも説得力とエネルギーがあるのはEさんで、雰囲気が出てるのがFさんだなと思った
・Cさんの淡々とした台詞の言い回しに気持ちが見えなかった
・台詞と歌の時間に集中しすぎて余裕が出来ず周りを見ることが出来なかった
・正面に立って前に出た時から表情が笑ってなかったので素になってしまった
・台詞に気持ちをのせることが出来なかった
・ちゃんとキャラ設定をして来なかったからその場しのぎのような不安的な自分になってしまった
・その場のシーンの目的だったり超目的を意識してその方向に迎えるように次回は挑戦していきたい
・Cさんの役がとにかく明るく元気で、光感がとても強かった。光が強ければ強いほどその光に○○○が救われたんだな、というのがとてもよく伝わってきた
・自分はセリフを間違えないようにってそればかりを気にして役に集中出来ていなかった
・相手のセリフの返し方までは考えられてなかった
・気持ちを乗せて言うのが難しい
・思っていても(気持ち)喋ると薄くなってしまう
・Cちゃんが見つめる笑顔がその役そのものだった…無邪気さが伝わって自然と笑顔になれた
・3場の最初のセリフで、Eさんの役がしっかり見つめてくれたからしっかり現世との区切りをつけ、セリフを言いきれた
・Eさんの役は○○○と一緒にいれて幸せとか明るい感じが伝わってよかった。役作りの考えが増えた!
・Dさんの役がすごい印象的でした。すっごいその役って感じがして!手の動かし方歩き方、表情もセリフの言い方もその役っぽかった!
→本日のMVP ! 一番すごかった人!
Aさん 紐を渡す時の緊張感
Fさん ソロの歌がよかった
Fさん 陰キャっぽさもありながら、凄く前向きな感じが声色に表れている
Dさん 紐をもらう場面で、セリフでなく表情だけで気持ちがわかった
Fさん 最後に合流したところ、セリフが前に飛んでいた
→アンケートの意義と活用法 〜気づきが“できる”をつくる〜
アンケートでは「できた」「意識できた」とチェックされていても、実際には体現できていないケースも見受けられます。そのような場合、ご本人が「もうできるようになった」と勘違いしてしまっていることが多く、気づきメモからも体感に関する記述が消えていきます。こうした状態に陥っている方には、特別レッスンや個人レッスンで改めて取り上げ、「まだできていないことを自分で認識する」ための訓練を行っていきます。これは経験量とも深く関係していますので、特別レッスンを重ねて体感を積み上げていくことが大切です。
また、前回「よくわからなかった」と記入していた方が、今回も同じチェックをしているにもかかわらず、それに関する振り返りがない場合もあります。「何がわからなかったのか」「前回と何が違ったのか」など、たとえ不明点が残っていても、それを言語化すること自体が大きな成長の一歩です。ぜひ記載してください。
よくある例として、他の人がアドバイスを受けてできるようになったのを見て「自分もわかった気になる」パターンもあります。でも、それはまだ“自分の引き出し”にはなっていません。他の人から知識として学ぶことは大切ですが、それを自分の中に落とし込み、必要な場面で使えるようになってこそ、本当に“使える力”になります。オーディションではこの「引き出し」が命です。
また、体感だけを書いて終わるのではなく、見学を通して感じたこと、他の人の演技から学んだことも、積極的にメモに残してください。アドバイスからの変化も、自分の財産にしていく気持ちで残しましょう。
アンケートは、当日の所感を書くことが前提です。書いたら終わりではなく、自分の当日の感覚と実際の演技とのギャップを、動画を見ながら研究し、日々のレッスンで埋めていきましょう。
皆さんの感想は、すべてが「正解」というわけではありません。長く通っている方や、できるようになってきた方の中には、「これは違うな」と感じることもあるでしょう。でも、それも自分が通ってきた道。誰しもが通る段階です。他の人の所感を読むことで、自分自身の成長を感じてみてください。また、皆の感想にはヒントもたくさんあります。次回のためにしっかりメモを取りながら読んでみてください。
◉「役になりきる=演じる」と思っているうちは、自分自身が完全には消えておらず、その“自分”が心のどこかに残っているため、恥ずかしさや人の目を気にする感情が抜けきれません。その結果、表面的で“お遊戯会”のような演技になってしまいます。これでは、役としてリアルに生きることはできませんし、観ている人も気まずさや違和感を抱いてしまいます。本来伝えたいこととは真逆の結果になってしまうのです。プロの演技とは?役者の仕事とは?ぜひ、このレッスンで実際に体感してください。
2025年9月以降の特別レッスン
9月10月11月(来年2月まで)は、新しい台本でのミュージカルレッスンが始まります。台本読解から役作り、歌、表現等、現場ではどのような技術や意識が必要かを、この作品創りを通してお勉強として学んでいただきます。全役ソロありの感動する群像劇です。お楽しみに!
前回の特別レッスンレポートにキービジュアルも掲載しておりますので、イメージをぜひご覧ください。これから入会される方でも、配役がありますので、早めにこのエネルギーをご体感ください。
📍なお、マイページ内「お知らせ」には2026年3月までの特別レッスン日程を記載しました。日程のご準備をお願いいたします。
以前のオーディション対策レッスンレポート一覧
今までのオーディション対策レッスンの記事が一覧になりました❗️
オーディションを受ける方は必見❗️このレッスンを受けた方が続々と中央で活躍中❗️一緒に受けているメンバーも刺激を受けます。セミプロ以上を目指す方や、お教室に入会希望の方も、ぜひご覧下さい。
レッスン内容の詳細が書かれていない?具体的に何をやっているの?と思われるかもしれませんが、参加された方のみが合格やスキルアップできればいいので、こちらには記載いたしません!もちろん生徒さんのブログでも「肝」は記載していないと思います!内容はぜひレッスンでお試しください (^_^)
おまけ:劇団四季浅利代表の”役者たるもの”
劇団四季オーディションを目指す方もここを読んでいると思います。浅利先生が常日頃役者さんたちに伝えていた”役者たるもの”について、団員の阿久津さんがポストしておられたので参考にアップいたします。なお、誤解があるといけないので、相澤が補足を追記します。
<補足>
相澤も「役になりきる」「気持ちを込める」と言う言葉は捨ててと言いますね。
居る=役としてこの世界に存在する・役そのもの
聞いて=役として相手の話を聞き反応する・意を読む
捨てて=自分自身を捨てる・決められた段取りで動かない
語れ=役としての考え・意見・裏の思いをセリフにのせて述べる
(演出に文句を言う!ではありません)
消える=自分自身を消す・段取りを思い出して動かない
です。四季に限らず、お芝居の根本はココ。
浅利先生は
— 阿久津陽一郎 (@YohichirohA) August 27, 2025
『「居て」「聞いて」「捨てて」「語れ」。役に成り切るのをやめろ!役の前で透明になって消えるんだ!』とよくおっしゃいました。
「居る」とは作品の状況に存在し続ける事
「聞いて」とは相手の考えを読み取る事
「捨てて」とは「やってやろうとする事」を無くす事…