劇団四季対策・合同レッスンレポート❗️ 【9月】

2021年10月12日


過去にお教室から劇団員を輩出しております!




今回は、劇団四季オーディションに特化したオーディション対策として、発声、母音、セリフ、瞬発力を鍛えました。




通常、研究生志望者については、「クラシックヴォーカルコース」、「ポピュラーボーカルコース」、「クラシックバレエコース」、「ジャズダンス コース」、「演技コース」、と5コースに分かれており、ダンスコース以外は「歌」「セリフ」の2種類の自由課題を求められます。主役候補生として1年間学ぶ為、かなり高度な基礎技術をオーディション段階で求めれられます。研究生になったら基礎から学べると勘違いされている方がとても多いので、記載いたします。まれに”原石”の方も合格されますが、奇跡でしょう。



一般・即戦力オーディションについては、コースによって同じような課題となる場合が多いです。




※お教室のオーディション対策合同レッスンは当初より少人数で開催しておりますが、入り口と掃き出し窓からの定期換気、24時間換気の部屋でのレッスン、全員マスク着用、を徹底して行っております。

※こちらの対策レッスンは、現場でも応用できるようなカリキュラムになっております。



入会案内


現在の空き状況・入会の条件等は →→ 「こちらから」



※個人レッスンのため、会場やお時間等ご希望に添えない場合もございます。まずは、お問い合わせ下さい。
※未成年者ご本人からのお申し込みはできません。
※Gmailアドレス不可。こちらからのメールが届きません。ご注意下さい。


ほぐし・発声


合同レッスン問わず、レッスン前には必ず”ほぐし””発声練習”を行います。すぐに声が出るためのカラダづくりの練習です。どこをほぐしているか、どこがどうなっているのかをイメージし、短時間で体をほぐしていただきます。



現在は、壁に向かって声を出さないトレーニングを中心に行っております。表情筋を鍛えるにはマストの練習。現場でも使えるトレーニングです。


また、マスクをしたまま声を出すのは息苦しくとても大変ですが、換気をしつつ、稽古ができる良い状態にすぐ持っていけるようしっかりアップを行いました。


シアターゲームで脳トレ!


プロの舞台稽古前にも行われる「シアターゲーム」や「コミュニケーションゲーム」をストレッチ後に必ず行なっております。

NHKの大河オーディションでも、このシアターゲーム(ドッヂボール)が取り入れられていた、とTVで若手の女優さんがおっしゃっておりました。

このゲームでは何をみられているのか、審査員の目的も解説しながら行いますので、いざ同じようなワーク(ワークショップ形式のオーディション)が与えられたときに、とても安心でき、自分をしっかり発揮できると思いますよ。


毎回違うワークを行うので皆とっても真剣に取り組んで下さいます!



このワークは、お芝居に必須のコミュニケーション能力や瞬発力・創造力・想像力・思考力・洞察力・五感・体幹・六感アンテナ・応用力・協調性を鍛えることができます。台本も使わない、歌も歌わないですが、脳と体の神経をしっかりと繋ぐ大切な時間なのです。


そして、これらひとつひとつのワークが、次のワークへの応用になっています。


今回は「瞬発力」「想像力」「適応力」「個性」に特化したゲームを行いました。


実際にオーディションで出されるような課題を出題。


演出や監督から出された指示を個がいかに的確に表現できるか。また、その指示を皆で的確にさらに新しい創造として表現できるかが求められます。


そのための脳や身体を鍛える必須訓練です。



語り台本エチュード(発声)



語りの台本を用いて、劇団四季独特の発声法を学びながら読み合いました。



棒読みの中にも”間”で時間経過を表す表現がありましたね。



感情のダイナミックさはなくとも、お客様の脳にイメージできるよう、お客様のイメージする時間=間を一緒にイメージすることで相手に文字の世界を伝えることができることを体感していただきました。



この”情景描写”の技術は、そう簡単には手に入らないと思います。何度も訓練し、体感し、感覚を得てまいりましょう。


未入会だけど・・・参加したくなった!


1ヶ月に1回、月末あたりの週末にオーディション対策レッスンは開催されます。



全員にすべてのワーク参加をしていただき、ひとりひとりへのアドバイスはもちろん、その後何度も小返しを行うため、3名以上8名まででの少人数レッスンです。(参加者が多くなった場合は別時間に振り分けます)



グループレッスンのデメリットは、ひとりひとりが受けたアドバイスを小返しさせてもらえないこと!アドバイスをもらっただけでは、習得できません!スクールや事務所レッスンでは、これができないためにウンチクのみを学んできます。自分ができなければ何も意味がありませんよ!




ここまでやってくれるの?の現場直結のオーディション対策レッスン。
読んでいたら参加したくなった。
一度参加してみたい・・・
そんな方、
メインのお教室レッスン生でなくても「単発レッスン生」でしたら参加可能です。
詳細は「単発レッスン」をご覧ください。


課題がありますので、参加エントリーには締め切りがございます。
ご興味ありましたら、まずはすぐにお問い合わせ下さい。


「ついていけるか不安なので・・・」と言われる方もいらっしゃいますが、実際のオーディションはこんなに優しい環境ではありませんよ。


台本エチュード



今回は、「1文字を大切に発音する」「大切な言葉をたてる」「セリフをかける相手を始終見ないようにする」というねらいのもと、立ち稽古を行いました。


前半の特別レッスンに参加された方は「前を向く」に対する”動機”を早速試していましたね!これが習得の鍵!


得た事は脳で理解するだけでなく、実際に試してアドバイスをもらい、正しい体感を得ることが大切です。どんどん試してゆきましょう。


お教室の特別レッスンでは「課題は暗記」して集います。台本を片手に持っている状況では、相手の表情や真意は探れません。オーディションでも同じです。



レッスン生の感想(抜粋)


アンケート(気づき・所感メモ)は、書きながら振り返り、脳でまとめるという作業の場です。気づきが多く毎回びっしりの方もおりますね!できた、できない、わからない、今の段階での気づきが大切です。


技術不足の方については合同レッスン当日に修正アドバイスはほとんどしておりません。アドバイスが理解できる(なんとなくでしか体感していない為)状態にないため、しばらく見守っております。が、特別レッスンを何度も重ねると、確実に体感されていることをこちらでも確認できるようになります。そこからダメ出しが始まります。「こう動いて!」「こうやって言って!」と言われているうちはまだ体感されていない状態です。まずは根気強く、とにかく気づきを毎回増やしてゆきましょう!



今回も、表・裏面とびっしり気づきで埋まりました。気づきが多いほど、次へ進めると思います。また別紙で、レッスン動画を見た後の感想も書いてくださった方もおりました。



レポートみたいで面倒、と思われるかもしれませんが、何に気づき、何に気づけなかったかを教えていただくことにより、目標に向けての今後の課題がより明確になり、個人レッスンでの振り返りもさらに濃いものになりスキルアップが望めます。



レッスンの「ねらい・肝」についての気づきについては、こちらには記載いたしません!とっても素晴らしい気づきを得ている方もいらっしゃいます。どんな内容を行っているかは、ぜひ実際にレッスンを受けてみてください♪他のお教室にはない超実践的・現場直結の内容です。

こんな感じで書いてくださっています。(以前のもの)現在はメールにて同じようにいただいております。


ご自身での体感、また、見学時に感じたことや気づきを事細かく書いていただいております。=レッスンで得られたもの。(よいこともダメも両方)

■気づきアンケートより



このいただいた気づきのフィードバックは、これからの課題(所感と現実の差を埋める)となりますので、

①ワークで自分は何を感じ、どう思ったのか。
②できたと思ったのか、できなかったのか。
③他の人の発言やダメ出しやパフォーマンスに何を感じたか。
④自分はどうしていきたいのか。
⑤動画を見た後の、所感との差。(間に合わない時はノートに書いておこう)


を特別レッスン後のまだドキドキしているうちに書いていただきたいと思います。


学んだこと(技術)はご自身のノートに記載しておいてください。2時間のレッスンで数行程度分しか気づきを得られなかった、感じられなかった方は、まだまだ観察力や試したいという熱量が足りないと思います。また、他の方の気づきをこのブログから拾って真似て書いてもだめですよ。ご自身の所感が大切です。



「批評・評価」や「観劇の感想」のようなものは必要ありません(お芝居として作品が成立していた場合は別)。皆で試す場でもありますので、同じ指示に対して自分や他の方がどう反応できていたか、ご自身が気づいたものを残しましょう



面倒な作業に感じるかもしれませんが、「レッスンを受けて終わり」では意味がありません。この見直し作業が大切です❗️できなかったこと、気づけなかったことは個人レッスンで確認し、次回気づけるよう準備しましょう❗️それだけでスキルアップ・視野も広がります❗️



このいただいた気づきから、何に気づけているか、また、何に気づけていないか、を把握し、今後の個人レッスン課題として反映させていただいております。


送受信

●2ヶ月空いてしまったことと、いつもとメンバーが違う事で感覚が違う気がした。慣れない状況であってもしっかりと送受信が行えるようにしたい。
●何度同じ人とやっても新鮮な気持ちを忘れずにやりたい。
●自分が送るのも相手から来たのもズシっときた時があった。

脳トレ・シアターゲーム


●絶対にこれだ!!と思うものだと相手と被ってしまった。違う視点からでも表現できるようにしたい。また、やってみてそのものを表現することが多かったので客観的に観たものも表現できるようにしたい。
●すぐに考えが浮かばず、よくわからない結果となってしまった。
●神経質になりすぎるのも良くないと思った。

語り台本エチュード(発声)


●何よりも、自分の発声技術の基礎ができていないことを歯痒く感じた。喉を締めて声を作ってしまう癖をなくし、より喉に負担感が少ないかつ響きが安定する発声を目指していきたい。
●四季の母音発声からセリフまでとても独特で苦戦した。
●1文字1文字をはっきり言おうと思うと、何が言いたいか自分でも分からなくなった。
●気づかないうちに母音がおろそかになってしまう。体に染み込むまで練習しなければならないと思った。
●お客さんを意識することができなかった。
●時空の変化も自分で感じて、お客さんに見せたい。
●情景描写と説明の違いがよく分かった。
●情景描写を伝えるということを今まであまりやったことがなかったが、自分がしっかり見えていないと相手には文字としてしか伝わらないと感じた。
●四季に限らず、情景描写とは出てくると思うので、できるようにしたい。
●お客さんが舞台のセットで見える景色以上に自分が見えている景色、世界をお客さんに見せることができるようになりたい。
●一つ一つの言葉が持つ印象を理解して大切に届けたい。
●読みながらやるのは難しいと思った。台詞を完全に覚えてくることの重要性を実感した。
●その場で頂いた台本とはいえ、あまりにもできていなかったと思う。適応力が低かった。
●他の台本で求められていたことと非常に似ていると思った。
●四季寄りの発声方法で安定した母音を出す中で、感情や情景の変化を描写するのは非常に難しく感じた。単語の持つプラスマイナスのイメージをうまく使い、抑揚をつけられるようにしたい。
●一音一音の母音の作り方がまだまだ甘いと感じた。二重三重の母音であっても、ポジションを安定しておりかつ一音ずつに聞こえる発声ができるよう、今日学んだポジションを忘れないようにしたい。
●母音を意識すると全部同じ音になってしまった。先生に見本でやってもらった時、1文字1文字ははっきり聞こえて、尚且つ何を伝えたいかが分かった。

台本エチュード


●エネルギーを沢山込められる分、コントロールが大変であると感じた。以前の個人レッスンで先生から教わった「ミュージカルは8割のエネルギーで」というのがつい抜け、どの場面や台詞でも全力投球してしまうため、必要以上にエネルギーを浪費していることを実感した。
●言葉を立てる意識は持っていたものの、母音の甘さも相まって、なかなかはっきりと聞こえなかった。基礎的な発声をマスターすれば、自ずともっとはっきり聞こえると思うので、何よりも基礎の習得に努めたい。
前半の特別レッスンで学んだテクニックを早速活かせる場面があって、とても勉強になった。
●間の取り方が非常に勉強になった。台詞を受け取ってからそれを理解した上で次の台詞にいけるようにすると、感情の動きを表現しやすかった。
●座るという行為だけでも、その役ならどう座るかを考えなければならないと思った。
●間の感情やエネルギーがなかったと思う。
●はっきりと話すことばかりに意識をとられないようにしたい。
●相手とのやり取りになると情景描写より四季の発声を忘れてしまい、感情的になってしまった。
●情景描写とまた違い、相手に訴えたり感情的になる所のスピード感がとても難しかった。1文字1文字はっきり言おうとすると「無」な感じになってしまうので、早さの中にもはっきりと言えるようにしていきたい。
●ねらいの「相手を始終見ない」というのは、前半でやっていたのもあり、それを後半で活かせたと思う。動けない所で動いてしまったが、前半よりやりながらその時の気持ちを大切に動けた所もあった。逆に別の役の時に素になってしまったと気づいた。
●後半に四季対策をやってみて、発声にすごくエネルギーを使ったのが分かり、特別レッスン前半はまた違うがそのエネルギーが無かったと気がついた。また、今まで使っていないような所で発声できた所もあり、脱・ペラペラを目指していきたい。
●特にまだ台詞が入りきっていない段階で、誰に向けての台詞かを意識しながら言うのが難しかった。つい台詞の文面をなぞってしまいがちで、投げっぱなしになってしまったと感じたので、今後は誰に向けての台詞であるのかを意識し、その方向を確定させてから動いたり台詞を言ったりするようにしたい。
●「・・・」の内容を考えずに何となくで言ってみても、何が言いたいのか伝わらない。
●移動がただの段取りになってしまった。動機が足りなかった。




また、アンケートでは、「できたと感じたかできなかったと感じたか」「意識をしたか」という問いがありました。「できたと感じたこと」と「意識をした」は全く別物です。「意識してできた」が目標ですが、 このジャッジはお客様です。アンケートで「できた」とチェックを入れた方でも、まったく出来ていない方もいらっしゃいます。これは今後のレッスンで修正してゆきますので、素直に感じたままをチェックして下さい。




レッスンの動画を見た後の感想も別紙で記載してくださる方も増えました!気付きアンケートについては動画を見る前の所感を書いて下さいね。ごちゃごちゃになっている方もおりました。また、書いて終わりではなく、当日の体感と実際の演技の差を、レッスンや練習で埋めていきましょう!

これらはすべて正しいということではありません。あくまでも皆さんの所感です。できるようになった方や長い方は「これは違うな」と感じることもあるでしょう。これは皆さんが通ってきた道です。ご自身も「違う」ことによくやく気づけるようになったと思います。他の方の所感を読み、ご自身の成長を実感して下さい。


「演じる=役になりきる」では自分自身がまだいるということ。だから恥ずかしさが抜けず、見苦しい自分を魅せたくない思いからお遊戯会になってしまう。周りも恥ずかしくなってしまう原因はここにあります。



恒例のケーキタイム❗️は今回も感染拡大予防のためお休みです。
みなさんには、お土産をお持ち帰りいただきました。



以前のオーディション対策レッスンの記事


今までのオーディション対策レッスンの記事が一覧になりました❗️

→→ 「以前のオーディション対策レッスンの記事」


オーディションを受ける方は必見❗️このレッスンを受けた方が続々と中央で活躍中❗️一緒に受けているメンバーも刺激を受けます❗️


セミプロ以上を目指す方や、お教室に入会希望の方も、ぜひご覧下さい。


レッスン内容の詳細が書かれていない❗️具体的に何をやっているの❓と思われるかもしれませんが、参加された方のみが合格やスキルアップできればいいので、こちらには記載いたしません!もちろん生徒さんのブログでも「肝」は記載していないと思います!内容はぜひレッスンでお試しください (^_^)

おまけ!オーディション・役作りの仕方


元劇団四季俳優のコメント付き❗️ 
これは必見❗️
アメブロに記事として掲載しております。

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コロナ過にあり、必ずしも例年通りにあるわけではありませんので、チェックしておいて下さいね。

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